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築地は衛生的だったのか 咥え煙草、ネズミの大群…
「東京都は、我々にベンゼンなどで汚染された魚を提供させようと言うのか」――。これは豊洲移転に反対する業者らの主張の一つだ。非科学的な杞憂にすぎぬが、ではそもそも築地が衛生的だったと言えるのか。ある仲卸業者が実態を明かす。
「ベンゼンで騒いでいますが、これは煙草の副流煙にも含まれています。築地で魚を扱う人たちには喫煙者が多い。咥(くわ)え煙草をしながら、ターレ(運搬車)に乗って仕事をしている者もいます。そういう連中は大半がポイ捨てですよ」
しかも築地では魚が外気に晒されている。...
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強アルカリ水の“豊洲”が危ないのなら「美肌の湯」は大丈夫?
地下空洞に入った記者らはあたかも手品師を気取るように、リポートしていた。
「地下の水にリトマス試験紙を入れた瞬間、色が青に変わります。ほら真っ青に」
「ぬるっとした手触りです」
そしてテレビ画面上のテロップがこう伝える。
〈地下に溜まっている水が強アルカリ性になっていることは間違いない〉
毒物のごとく悪しざまに扱われた地下に溜まった水は、そもそもどこから来たのか。京都大大学院(工学研究科都市環境工学専攻)の米田稔教授はこう指摘する。
「地下水と雨水、いずれの可能性も否定できないし、『両者のブレンド』もあり得る。...
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