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豊洲の盛り土とコンクリ空洞、コスパ対決は
〈コンクリートの箱を埋め込むことで、市場(の建物)を支える。その方がずっと安くて早く終わるんじゃないか〉と発言していたことが明らかとなり、一躍、渦中の人となったのが、石原慎太郎元都知事である。
土壌汚染対策にかかった費用は約850億円。途方もない額には件(くだん)の盛り土のお代が含まれるが、ここで先の「石原発言」を疑問に思う読者もいるだろう。なぜ自然由来の土よりも、人工物のコンクリートの方が安くなるのか――と。
まずは、福島の土壌除染に携わる広島国際学院大講師・佐々木慧氏の解説を聞こう。...
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豊洲“地下空間” がなければ地震で被害…東北大名誉教授が指摘
〈謎の空洞〉〈安全性の意識低い〉など、まるで手抜き工事と言わんばかりに新聞、テレビが報じた豊洲新市場の「地下空間」――。小池都知事が安全性の再検証を命じた“危険の温床”が、耐震性に優れていると専門家たちは口を揃えるのだ。
全国の欠陥住宅や建築物の第三者鑑定機関であるNPO法人「建築Gメンの会」副理事長で、一級建築士の田岡照良氏が言う。
「盛り土の上に建物を作るなんていうのは、豆腐の上に家を建てるようなもの。耐震面を考えれば、地下に基礎となるコンクリートの空間を埋め込んでおくのは、建築の世界では常識です。...
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