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「ストーカー事件は規制法では防げない」桶川事件で警察の怠慢を暴いた事件記者が語る
シンガーソングライターとして活動していた冨田真由さん(20)が東京・小金井で襲撃されたのは、5月21日のことである。事件からおよそ一ヶ月が経つ6月20日、警視庁は各都道府県警に対し、ストーカー事案はSNSのやりとりも踏まえて対処するよう、指示を出した。逮捕された岩崎友宏容疑者(27)が、冨田さんのツイッターに執拗な書き込みを行っていたことを受けての対応だが、2000年に「ストーカー規制法」が制定されて以後も、こうした事件は絶えない。
なぜ警察はストーカー犯罪を防げないのか――「新潮45」7月号に寄せた「絶望の110番 『ストーカー規制法』が機能しない理由」で、日本テレビ報道局の清水潔氏が問いかけている。...
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高1自殺の原因は“いじめ”ではなく“母”だった 〈学校を破壊するモンスターマザーの傾向と対策(1)〉
「モンスターペアレント」の存在が顕在化して久しいが、以下はその極限の事例と言えるだろう。長野の高校で起きた「いじめ自殺」事件の真相を描いた『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』(新潮社刊)。その著者、福田ますみさんが、学校を破壊する怪物の「傾向と対策」を伝授する。
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長野県の東部に位置する北佐久郡御代田(みよた)町は、人口1万5000人ほど。高原野菜の栽培と精密部品の製造が盛んな町である。
軽井沢に隣接しながら、その喧噪とは無縁の静かな高原地域。...
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