東京五輪で銅メダル「円谷幸吉」のマル秘資料――相馬勝(ジャーナリスト)

スポーツ週刊新潮 2016年8月25日秋風月増大号掲載

 五輪陸上競技の最後を飾る男子マラソン。その舞台で日本人として初めて表彰台に立ったのが、故・円谷幸吉だ。彼にまつわる「マル秘資料」をジャーナリストの相馬勝氏が入手。そこには、近年苦戦が続く日本マラソン界への、貴重なメッセージが遺されていた。

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 ここにひとつの文書がある。

 1964年東京五輪男子マラソン銅メダリストの円谷幸吉。その故郷、福島県須賀川市にある「円谷幸吉メモリアルホール」の展示ケース下の物入れにホコリをかぶって眠っていた「マラソン競技者調書」である。

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