【相模原殺傷】被害者の実名を伏せる神奈川県警の“二重の差別” 支援団体からも疑問

社会週刊新潮 2016年8月11・18日夏季特大号掲載

 ナチスドイツの「優生思想」にかぶれたかのように、無辜の命を次々と葬り去っていった植松聖(26)。が、その凶行にたおれた方々の情報は、いっこうに伝わってこない。警察当局の“計らい”で身元が秘匿されているというのだから、実におかしな話ではないか――。

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 相模原市の障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で起きた事件では、19名の入所者が死亡、26名が重傷を負った。が、今回、県警が公表したのは、被害者の性別と年齢のみ。殺人事件においては通常、各都道府県警はおしなべて犠牲者の氏名を公表するのが原則であるから、実に奇妙な対応がとられたことになる。

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