日本人スプリンターを高速化した「カール・ルイス」走法――阿江通良(元日本陸連科学委員会委員長)

スポーツ週刊新潮 2016年8月4日号掲載

 陸上競技の華、男子100メートル。日本人には縁遠い種目だったが、今は違う。来るリオ五輪では、日本人初の“決勝進出”そして“9秒台”が実現するかもしれない。長年、陸上短距離の研究と指導に尽力してきた阿江通良筑波大名誉教授が、その進化の舞台裏を明かす。

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 いま100メートルを10秒10以内で走ることができる日本人は4人いる。

 桐生祥秀(20)、山縣(やまがた)亮太(24)、高瀬慧(けい)(27)、そしてケンブリッジ飛鳥(23)。それぞれの自己ベストは、10秒01、10秒06、10秒09、10秒10。

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