日本共産党、「赤旗」で国会秘書を募集 厳しい経済事情

政治週刊新潮 2016年8月4日号掲載

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「人は城、人は石垣」

 武田信玄の兵法とされるこの言葉は政治の世界で多用されるが、あの“赤い党”も思いは同じようで――。さるジャーナリストが言う。

「赤旗に国会秘書募集の広告が出ているんです」

有能な人材をお待ちしてます

 先の参院選で改選3議席から6議席へと伸ばした日本共産党。秘書を確保する必要に迫られているというのだ。実際の紙面を見ると、

《今回の参議院選挙での改選議席の倍増をうけ、国会秘書を募集します》

 とあり、履歴書、動機と決意を800字程度にまとめて7月末までに送るよう記されている。26日までに7回も掲載するほど力が入っている。

「公募して、やる気のある人材、将来の地方選や国政に送り込める人材を探したい。ただ、注目すべきは、応募資格の欄です」(同)

 無論、応募できるのは日本共産党員のみ。《党歴1年以上》がその条件となっている。日本共産党の広報部に尋ねると、

「能力のある青年党員をできるだけ早く採用したいのと同時に、党員としての適性を見るには最低1年は必要です」

 と言うのだが、先のジャーナリストが指摘するに、

「1998年の参院選でも共産党は躍進しました。が、その際の募集の条件は《党歴3年以上》でした」

 ここに同党の内部事情が透けて見えるという。

「2013年の参院選後も党歴1年以上で募集していますが、いずれにせよ、以前よりもハードルが下がっている。収入源の赤旗は部数が下落し、党員は高齢化が進んでいます。30歳未満で新規に入党してくる人は全体の1割程度。地方選では、入党3カ月の党員を擁立なんてこともあるくらいです。もはや、《党歴1年以上》としておかないと、なかなか人も集まらないのです」(同)

 志位サンという城主をお守りするには、なんとも心もとないのだ。