初婚はAV女優…高知東生の女性遍歴〈僕は女好きかもしれません〉 “お嬢様”だった五十川容疑者

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 6月24日、元俳優の高知東生(のぼる)こと大崎丈二(51)と共に逮捕されたのは、クラブ・ホステスの五十川(いそかわ)敦子(33)である。覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反容疑での現行犯逮捕で、2人は横浜のラブホテルに滞在。捜査関係者によると、関係を尋ねられた高知は“セフレみたいな感じです”と答えたという。

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 横浜市旭区は、市中心部などへ通勤するサラリーマンのベッドタウンとして知られる。わけても相模鉄道の二俣川駅はその拠点として位置づけられ、盛んに再開発が行なわれてきた。駅から徒歩20分の住宅街に、女の実家はある。

 近隣住民のひとりは、

「五十川家は父親が歯科医院を30年くらい前に開業し、母親もそれを手伝ってきました。院長先生は寡黙な方ですが、その代わり奥さんが患者さんによく話しかける。医院は繁盛していましたよ。それで、子供たちは3人とも女の子。美人三姉妹と言われたりして、なかでも真ん中の敦子さんは目がぱっちりしてスタイルが良く、綺麗だなって見ていました。3つくらい年長の長女も歯科医で、数年前に結婚して家を出るまでは一緒に住んでいたんです」

 と話すし、別の住民によると、

「あっちゃん(敦子)に、水商売をしているような派手な印象はなかったです。危ないクスリをやっていると目が虚ろだったり、呂律が回らなかったりという状態になるようですが、それもありません。五十川先生のところは皆、“お嬢様”という雰囲気。鎌倉市内にある中高エスカレーター式の学校に通っていたあっちゃんの送り迎えは、奥さんのベンツでしたね」

 その口吻から察するに、玉のように育てられたあのあっちゃんと、彼女が働いた不実とのギャップを埋められない様子だった。

■夫婦間の綻び

高知の妻、高島礼子(51)

 高知と五十川は、10年ほど前に酒席で知り合ったという。五十川はその容姿端麗を売りに、レースクイーンの世界へ足を踏み入れていた。高知の妻、高島礼子(51)もまた同業出身であるとは、何とも笑えない冗談である。

 更に悪いことに高島はと言うと、昨年4月末に薬物乱用の危険性を呼び掛ける「1日対策官」の任務を担っている。また、7月末スタートの「女たちの特捜最前線」(テレ朝系)に、彼女は警察官役で主演。その撮影のため、差し当たって京都に滞在中だったのだ。

「捜査員らはふたりの身柄を確保した後、九段下にある麻取の庁舎で事情聴取を行ないました。それから関係各所にガサ入れするのです」

 と、これは社会部デスクの打ち明け話である。

「その前に、“奥さんは?”と高知に尋ねたところ、“……多分、仕事だと思うんですけど。ちょっとわからないんですが……いないと思います”と話した。結局、“だったらお前が来い”となって、世田谷の自宅のガサには高知が付き添った。こういう類の立ち会いはあまり例がないんです。そもそも、高知は自宅に寄りつかず、専ら横浜などで油を売っていたようです」

 誰にも知られずに済んだかも知れぬ夫婦間の綻びが、顔を覗かせた一瞬でもある。

■高知の女性遍歴

 高知県の明徳(現・明徳義塾)の野球部員で控え投手だった高知。春の選抜に出場して甲子園で3イニング投げたあとに野球を諦め、役者に憧れて上京している。

 芸名はなかったが女は男を放っておかなかった。「仰向けになっても型崩れしないバスト」が評判のAVクイーン、あいだももと1991年に結婚。当時、彼はこんな風に語っている。

〈ぼくは17歳の時に両親を亡くしたので、家庭は大事にしたい方なんです〉(フォーカス、以下同)

 しかしながら、彼はあっさりと前言を翻し、宮崎ますみ、井上晴美との道ならぬ恋へ突き進む。96年9月に離婚した、その当時の“弁明”から引く。

〈ぼくは小学校5年生のときまで、自分に母親がいるってことを知らなかった。それが突然、「はい、これがあなたのお母さんよ」と目の前に出されたんです。確かに、ぼくは女好きかもしれません。そんなぼくを、女性は受けとめてくれる。ぼくにとって何が人生の悩みかといえば、カミさんを自分で食わせてあげられないことです〉

■「早口で、挙動不審だった」

 それから僅々3年。相変わらず妻を食わせられない。それにしても、オジサン受けする“いい女”の座を確立していた高島との結婚に漕ぎつけるのだから、運命はいたずら好きという他あるまい。

〈(宮崎)ますみちゃんの時も井上(晴美)さんとの時もそうだけど、ぼくは女の人を口説いたことはないんです。お互いのインスピレーションなんです。ぼくは“ホテルに行こう”なんて言いません。“今夜は一緒にいたい”とぼくなら言います〉

「もともと彼はゆったりと重い口ぶりで、雰囲気があった。それに女はメロメロになったものだけど」

 と、彼をよく知る芸能プロ関係者は、最近会ったときのことをこう振り返る。

「とにかく早口で、挙動不審だった。“エアロビクスの教室を主宰している”なんて言ってたけど、今思えば、すでに良くないクスリに手を出していたのかもね」

 では、一連の語録を精神科医の片田珠美氏に分析してもらうと、

「フロイトが、『例外者』と分類したタイプにそっくりです。これは、自分を一般と異なる例外的な境遇にあると捉え、他人に対して特権を要求するような人を指す。高知さんは、不幸を取り返すべく、まるで損害賠償でも請求するかのように他者に依存し、“自分は例外者であるから快楽を享受するのは当たり前だ”と自己正当化してきた。その結果が、過去の不倫や今回の覚醒剤使用に繋がったのかもしれません」

「特集 もうすぐ『あー夏休み』なのに『TUBE前田』に直撃! 覚醒剤130回分を所持! 麻取に性癖まで捜査された『高知東生』と『高島礼子』の夫婦生活」より

週刊新潮 2016年7月7日号掲載

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