片山さつきが美人候補に突然激怒 「あんたなんて呼んでないわよ!」

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 ようやく都知事の座にしがみつくのを諦めたあの人を一言で表現するなら、「卑しい」。一方、彼の元妻である自民党の片山さつき参院議員(57)を評するに相応しい言葉は、「激しい」ではなかろうか。彼女がつい先日、その激しさを思う存分に発揮した大阪での出来事の一部始終――。

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自民党の片山さつき参院議員(57)

 今回、片山議員の「激しさ」の犠牲になったのは、参院選の大阪選挙区で自民党公認として立候補する松川るい氏(45)だ。大阪の四天王寺中・高校から東大法学部に入り、在学中に外務公務員Ⅰ種試験に合格。外務省では日中韓協力事務局次長などを歴任したという華々しい経歴、そしてなかなかの美貌の持ち主である。

 問題の出来事があったのは6月6日のことで、

「その1週間ほど前に片山さんから自民党大阪府連会長の中山泰秀議員の元に連絡があり、6日に大阪市内の天神橋筋商店街の練り歩きをやりたい、と言ってきた。そこで中山議員は新人の松川さんに片山さんとの“揃い踏み”を提案、彼女にも当日、商店街に来てもらうことになったのです」(府連関係者)

 そして迎えた6日当日、雷はいきなり落ちた。

「松川さんが片山さんのところへ挨拶をしに行った途端、“あんたなんて呼んでないわよ!”と片山さんが怒ったのです。で、松川さんを放り出して1人で商店街を練り歩いた。松川さんもいきなり“あんた”呼ばわりされてショックだったでしょうね」(同)

■「不穏な空気」

 松川氏の事務所関係者は、

「あの日、朝10時くらいに商店街に行くと、片山先生がなぜか1人で怒っていたのです」

 と、困惑ぎみに語る。

「松川とトラブルがあったというよりは、勝手に片山さんが怒っていたという状況で、最初から不穏な空気でした。それでもご挨拶に伺いましたところ、一方的に“来なくていい!”と言われたのです」

 約1時間が経ち、松川氏がその場を離れた後も片山議員は中山議員に食ってかかっていたという。

「中山議員に対しては、“この商店街には私のポスターが1枚も貼ってない!”とか“大阪への国家予算は全部京都と兵庫に回すように財務省に言っておく!”などと言っていました。彼女が不機嫌だった理由は分かりません。松川さんが片山さんと同じ官僚出身の美人候補なのでライバル心を燃やしたのでしょうか」(先の府連関係者)

 この点、片山議員本人は何と言うか。

「(ライバル心が)あったら、ウチのパーティーに呼ばないんですけど。私は4月26日に大阪で開いた自分の大会に彼女を呼んで支援者を全部紹介しています。(予算云々の話は)言っていません。そんな権限は私にはありませんから」

 ただし、松川氏を震え上がらせたことは否定せず、

「(松川氏が)“なんでいるんだろう”と思いましたね。2人でやるなら、きっちり打ち合わせをしないとダメですよ」

 とした上で、中山議員に対する不平不満を激しくぶちまけ続けたのである……。

「特集 『参院選』女たちの開戦通告」より

週刊新潮 2016年6月30日号掲載

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