「あんたなんて呼んでないわよ!」 女性初の財務大臣「片山さつき」が「エッフェル姉さん」松川るいに激怒した日

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「不穏な空気」

 松川氏の事務所関係者は、

「あの日、朝10時くらいに商店街に行くと、片山先生がなぜか1人で怒っていたのです」

 と、困惑ぎみに語る。

「松川とトラブルがあったというよりは、勝手に片山さんが怒っていたという状況で、最初から不穏な空気でした。それでもご挨拶に伺いましたところ、一方的に“来なくていい!”と言われたのです」

 約1時間が経ち、松川氏がその場を離れた後も片山議員は中山議員に食ってかかっていたという。

「中山議員に対しては、“この商店街には私のポスターが1枚も貼ってない!”とか“大阪への国家予算は全部京都と兵庫に回すように財務省に言っておく!”などと言っていました。彼女が不機嫌だった理由は分かりません。松川さんが片山さんと同じ官僚出身の美人候補なのでライバル心を燃やしたのでしょうか」(先の府連関係者)

 この点、片山議員本人は何と言うか。

「(ライバル心が)あったら、ウチのパーティーに呼ばないんですけど。私は4月26日に大阪で開いた自分の大会に彼女を呼んで支援者を全部紹介しています。(予算云々の話は)言っていません。そんな権限は私にはありませんから」

 ただし、松川氏を震え上がらせたことは否定せず、

「(松川氏が)“なんでいるんだろう”と思いましたね。2人でやるなら、きっちり打ち合わせをしないとダメですよ」

 とした上で、中山議員に対する不平不満を激しくぶちまけ続けたのである……。

 ***

 この記事から9年、古巣・財務省に大臣として凱旋することになった片山氏、しっかり仕事さえしていただければ国民は何も言うことはない。彼女に付き従う官僚たちは戦々恐々だろうけれど……。

デイリー新潮編集部

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