美人ハーフ参院選候補に自民区議たちから猛抗議…〈著しい常識の欠落がある〉

政治週刊新潮 2016年6月23日号掲載

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 身長170センチのモデル体型に加え、ハリウッド女優のアン・ハサウェイを髣髴とさせるルックスの持ち主である。参院選の公約でも女性活躍を掲げる自民党が期待を寄せるのは、岡山選挙区で擁立した小野田紀美氏(33)。だが、美人ハーフ候補は一方で、古巣の同僚からの猛烈な抗議に晒されていた。

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「小野田紀美」氏 officialサイトより

 昨年10月、自民党の東京・北区総支部が彼女に送りつけた文書には、とても身内に向けたとは思えない言葉が並んでいた。何しろ、

〈著しい常識の欠落があり、議員・党員としての資質に極めて大きな問題がある〉

〈独断で物事を進める姿勢が自由民主党の党風及び社会人としての良識に著しく反している〉

 などと書き連ねた上、

〈けじめとして離党すべきである〉

 と締め括るのだ。

 もちろん、彼女がここまでコキ下ろされたのには理由がある。

 アメリカ人の父親を持つ美貌の参院選候補は、2011年に北区議会議員に初当選。昨年4月の統一地方選で2期目の当選を果たした直後には、

〈また4年間、悔いのないように精いっぱい働きます!〉

 と自身のブログで宣言していた。ところが、

「それからわずか4カ月後の昨年8月に、彼女は岡山県連の公募に申し込んでいました。しかも、9月に入ってから、岡山県連に公認されたことを事後報告してきたのです」 

 嘆息するのは自民党の都連幹部である。

 瀬戸内市にある母方の実家で育った小野田氏にとって、岡山県は“地元”に違いない。だが、モデル並みの美脚、もとい後ろ足で砂を掛けられた格好の古巣の怒りは収まらず、

「区議団の総意として、北区総支部に彼女の処分を求めました」(区議の1人)

 自民党の全北区議12人の署名が添えられた要望書では、〈何の相談も無く応募し〉た小野田氏の行動を、〈北区民の期待に背く〉と一喝。

 さらに、〈本来生かせるべき議席を減らしてしまう責任は大きく、次期統一地方選まで本件の後遺症は継続する〉として、冒頭の怒りに満ちた文書が作成されるに至ったのだ。

■公認発表も延期

 これには岡山県連の関係者も困惑したようだ。

「そもそも、今回の公募で本命視されていたのは、ベテラン県議を父に持つ、稲田朋美政調会長の元秘書の男性でした。実際、書類選考では彼がトップに立ち、小野田さんは次点だった。しかし、最終面接の段階で風向きが変わったのです。というのも、当時はまだ、現職の江田五月さんが引退を表明しておらず、ハーフの美人候補の方が対抗馬に相応しいのではないか、という雰囲気になった。結局、逢沢一郎さんをはじめとする地元選出の国会議員が推したこともあって、彼女に公認が転がり込みました」

 そんな紆余曲折を経て擁立したにもかかわらず、北区議団から“待った”がかかってしまう。

「この抗議は我々にとっても寝耳に水でした。小野田さんの公認は昨年8月末に内定したものの、調整が長引きましてね。結局、公認の発表は、北区議会の定例会が終わるまで1カ月以上待つことになった」(同)

 初っ端からケチがついた格好の美人候補だが、

「これまで江田五月の牙城を崩せなかった自民党陣営は応援に力が入っています。事前調査でも小野田さんが“やや有利”という評価です」(地元記者)

 とはいえ、身から出たサビで党内に不和を招いては、当選したところで、めでたさも“ハーフ”である。

「ワイド特集 身から出たサビ」より