元ラグビー日本代表・大八木淳史 告訴合戦の次は学内不倫疑惑

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 企業経営者や芸能人の子息らが多く通うことで知られる、芦屋学園(兵庫県)の騒動が収まらない。元ラグビー日本代表で、同学園の大八木淳史理事長(54)が、教職員を相手に告訴合戦を繰り広げたばかり。それも束の間、今度は自身の不倫疑惑が浮上し、学園OBに嗅ぎ回られる始末なのだ。一体、関西有数のセレブ学校で、何が起こっているのか。

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セレブの通うキャンパス

 超高級住宅街の芦屋市六麓荘町に校舎を構える芦屋学園は、幼稚園から中高一貫校、大学まで擁し、今年で創立80年を迎える。ソニー創業者である盛田昭夫元会長の長男やワコールの塚本能交(よしかた)社長、西川きよしの愛娘、かの子らが大学の卒業生だ。

 しかし、いくらセレブ学校といえども、長引く不況と少子化の波には勝てず、経営が悪化。ほんの10年前まで、100億円を超える資産を保有していたが、毎年10億円以上の赤字を垂れ流した挙げ句、運転資金を金融機関から借り入れねばならない状態に陥った。

 学園の旧経営陣は窮余の策として、学生を集められる広告塔の招聘を決定。そこで、白羽の矢が立ったのが、ラグビー日本代表として活躍し、現役引退後はタレントとしても活動する、大八木氏だった。

 社会部記者が解説する。

「大八木さんが2014年、理事長に就任した途端、内紛が勃発した。中高一貫校の教頭が、外部委託する学習塾への毎年3000万円の支出が不透明だと指摘しました。すると、大八木さんの反撃に遭い、教頭を解任されたうえ、“理事長には絶対の権力がある”“チンピラな奴が、何しようが分かりませんで、刺すかどうか知りません”などと脅されたと主張したのです」

 元教頭は脅迫罪で、逆に大八木氏は名誉毀損罪でそれぞれ相手を刑事告訴。結果、双方ともが不起訴処分になったのが、3月31日のことだった。

 告訴合戦の余韻も冷めやらぬなか、今度は、大八木氏に学内不倫の疑惑が持ち上がったのである。

■別居状態

「大八木さんとの仲がおかしいと疑われているのが、昨年4月に、客員教授に就いた40代半ばの女性です。ウォーキングスクールを主宰し、現在、高校生の息子と2人暮らしだと聞いています」

 と明かすのは、“反大八木派”に属する学園OBだ。

「大八木さんとは、スポーツイベントで知り合ったらしく、客員教授になる前から、学園に出入りしていた。彼女には、報酬として月額20万円が支払われている。ところが、いまだに授業は一コマも持たず、その代わり、毎週火曜日の理事会で、お茶汲みの手伝いをしています」

 そこで、4月中旬に行われた理事会の終了後、大八木氏が自ら運転する理事長専用のクラウンに客員教授を乗せ、学園から出てきたところをつけてみたという。

「最初に向かったのは、京都市内にある女性のマンションでした。女性がクラウンから降り、一旦、マンションに入ると、スーツからラフな格好に着替えて戻ってきた。しかも、駐車場を見たら、そこには、大八木さんが私用で使っている紺色のプリウスが置いたままになっていました。頻繁に、そこに来ている証拠ではないでしょうか」(同)

 次の移動先は、同じく京都市内にある大八木氏の実家だった。

「近くの月極めパーキングにクラウンを停め、女性だけが手慣れた様子で玄関の鍵を開け、家のなかに入っていった。しばらくして、デパートの紙袋を持って出てくると、外で待っていた大八木さんと合流し、2人は繁華街に向かうバスに乗りました」(同)

 実家の鍵を渡すとは、よほど懇意な関係であるに違いない。その他にも、親密さをうかがわせる出来事があった。

「学園内で、大八木さんが個人会社名義で、京都市郊外に中古の一軒家を買い、ゴールデンウイークに荷物を運び入れていたという話が流れました。そこで、その近所で聞き込みをすると、背の高い女性も一緒だったとの話が出てきた。客員教授は身長176センチの長身です。おまけに、大八木さんは、妻子の住む神戸市内のマンションにはほとんど帰らず、別居状態になっているということも伝わってきました」(同)

“反大八木派”からすれば、鳴り物入りで就任した理事長が経営立て直しもままならないのに、公私混同のやりたい放題。それゆえ、監視の目を強めているといったところか。

 では、不倫疑惑の渦中に置かれた3人は、なんと答えるか。

 まず、大八木氏の妻に聞くと、

「主人の母が昨年2月に亡くなり、実家には誰もいなくなりました。それで、風通しとか遺品の整理もあって、主人は向こうに住み、こちらに帰ってくるのは用事のあるときくらいになったということなのですが……」

 さらに、夫の浮気の疑いについても、

「だいぶ前に、主人から仕事を手伝っている方だと、その女性を紹介されたことがあります。主人は体格が大きいので目立つのでしょうね。後になって、色んな方からその女性と一緒にいるのを見たと聞かされるようになりました。なので、主人に訊ねたこともあったのですが、もちろん否定しますよね」

 離婚話などは、まったく出ていないという。

 もう一方の当事者である客員教授は、

「不倫なんて、あるわけないじゃないですか。理事会には、学校からの依頼を受けてお手伝いに行っているだけですから。(大八木氏の実家に行ったことについては)それも仕事で、理由を話す必要はないと思いますが」

 肝心の大八木氏には、何度も取材を申し込んだものの、一切、返答はなかった。

 不倫かどうかはともあれ、理事長が不信感を持たれていては、セレブ学校の再生が一向に進まないことだけは疑いようもない事実である。

「ワイド特集 うまい話に裏がある!」より

週刊新潮 2016年6月16日号掲載

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