猪口邦子、先輩議員からの「嘘をつくんじゃない!」に茫然 “市川在住”をめぐり

政治週刊新潮 2016年6月9日号掲載

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 さる5月21日の夜のこと。銚子駅前にある「銚子プラザホテル」の宴会場では、「自民党銚子支部総会」が開かれ、そこには、千葉県選挙区選出の参議院議員、石井準一、猪口邦子両人の姿があった。出席した党関係者が語る。

猪口邦子氏

「会の終了直前、支部の役員が、『猪口先生は今日はどちらにお帰りですか』と尋ねたところ、『私は市川在住ですので、市川に帰ります!』と答えました。その瞬間、石井さんが猪口さんに『そんな嘘をつくんじゃないですよ!』と噛みついたのです」

 関係者が続ける。

「石井さんはさらに、『本当に住んでいるというなら、市川のマンションの電気代の明細を見せてくださいよ。基本料金しか払っていないでしょう。みなさん、この人は平気で嘘をつく人なんですよ』と言い放ち、帰っていきました。猪口さんは茫然としていましたね」

 身内同士なのに、なぜこのような修羅場となったのか。自民党担当記者が解説する。

「石井さんは参院では猪口さんの先輩にあたり、6年前の参院選で猪口を応援しましたが、彼女は石井が所属する額賀派に入ることを拒んだ。面子を潰された石井は、猪口と袂を分かったのです。千葉県選挙区は3人改選で、今夏の参院選で自民党は2人を擁立。そのうちの1人が猪口ですが、石井が応援するのは別の新人候補です。こうした背景があります」

 猪口氏に真偽を問うと、

「週に6日は市川に住んでいますよ」

 と否定するが、当の石井氏はこう反論する。

「仮にそれが事実だとしても、選挙が近くなったここ数カ月のこと。彼女はこの6年間の大半を、家族と文京区のマンションで暮らしています。都合がいいときだけ寝泊りするのは在住とは呼ばない。家族と移り住み、生活の根を下ろしてこそ、在住というのです。こんな詭弁を弄して、それが政治家の信頼を貶(おとし)めていることになぜ気付かないのか、本当に腹立たしい」

 熱い闘いが始まっている。