劇団ひとりもビックリのお喋りだった “女囚さそり”梶芽衣子

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「梶さんがこんなにしゃべる方とは思わなかった」

 番組終了間際にこう洩らしたのは劇団ひとり。

 5月14日に放送された「したくなるテレビ」(TBS系)は、世の中でマイナスイメージを持たれている案件を検証するバラエティ番組。この日のゲストの1人は女優の梶芽衣子(69)。

 代表作のひとつ「女囚さそり」シリーズ(1972、73年)ではほとんど台詞もなく、目で演じてきた役者だけに、そのしゃべりっぷりには他のゲストが圧倒されっぱなし。その上、バラエティ番組への不満まで。

「昨年は3回、バラエティ番組に出して頂いたんだけど……え、あそこも丸々カットなの? そりゃあ仕方ないですよ、短く伝えなきゃいけないんですから」

 と、続けようとする梶を、劇団ひとりが押しとどめる。

「梶さんのトーク全部は無理です!」

 バラエティ番組で意外な存在感を発揮する梶だが、出色だったのは、昨年7月の「ぴったんこカン・カン」(これもTBS系)。司会の安住紳一郎アナを銀座で引きずり回した挙げ句、

「滅多にこういう番組はないんで、出たら何でも言いたい。“ナマ梶”を見せなきゃいけないから!」

 としゃべるしゃべる。あの安住アナがあきれ顔で、

「持て余すくらい元気……」

 社会部記者は言う。

「マツコ・デラックスに出過ぎ感が出てきた今、梶さんみたいな、年を取っても元気な女性は新鮮に見える。江戸っ子だから嫌味がないし、需要は増えるかも」

 ご意見番たち、戦々恐々?

週刊新潮 2016年5月26日号掲載

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