芸能人は死んだとたんに「大物」になる 冠番組終了「永六輔」さんの知られざる金言

芸能2016年5月17日掲載

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 長年、TBSラジオでメイン・パーソナリティを務めていた永六輔さんの冠番組『六輔七転八倒九十分』が、6月一杯で終了することが発表された。体調の不良から長期休養していたことを考えれば仕方のないことだろうが、惜しむ声も強い。

 永さんがTBSラジオで『永六輔の誰かとどこかで』を始めたのは1967年。この番組は何と46年間も続いていた。

 さすがにそこまでの長寿番組ではないが、高田文夫さんの『ラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)も歴史は長い。こちらは1989年開始なので、すでに四半世紀を超えている。

 永さんと高田さんは、ともに放送作家出身。大学生時代、高田さんが永さんに弟子入り志願の手紙を出したところ、「僕は弟子をとるつもりはありません。お友達にならなりましょう」という返事が来た、という粋な逸話が残っている。お友達かどうかはさておくとして、近年も、交流が続いており、二人会を開いたりもしている。

 その高田さんの新著『私だけが知っている 金言・笑言・名言録』の冒頭を飾るのは、永さんの次の「金言」。

「ワイドショーは、どんなタレントが亡くなっても“名優”、“大歌手”にしてしまう」

 高田さんの解説によれば、この言葉にはさらに「無名の歌手は亡くなると幻の大歌手となる」と続くのだという。

 永さんの「毒」が感じられる金言である。

『私だけが知っている 金言・笑言・名言録』には、永さんの他、

「元旦や 餅で押し出す 二年糞」(ビートたけしさん)、

「どこでもいい! オレが座った所が上座だ!」(立川談志さん)、

「型がある人間が破るから型破り」(中村勘三郎さん)

 といった親交のある有名人から、無名の人々まで、高田さんのアンテナにひっかかったさまざまな「珠玉の一言」が収録されている。

デイリー新潮編集部