不可解な「井上真央」の独立 嵐・松本潤との結婚もジャニーズ事務所の意向で消滅

芸能週刊新潮 2016年5月5・12日ゴールデンウイーク特大号掲載

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 さる4月21日、清酒会社の新CM発表会に出席した井上真央(29)は、

「お酒のCMって大人になったんだなと感じる。1人でお酒を飲んでる時、“大人じゃん”って思います」

 とコメントした。その中身からは、分別盛りに差しかかっていること、結婚適齢期にあることをアピールする狙いが見えなくもない。

 真央との関係が長らく取り沙汰されるのは、他ならぬ「嵐」の松本潤だ。

松本潤(32)

 出会いは2005年の共演ドラマ『花より男子』(TBS系)。だから、「10年愛」などと称される一方で、決定的なツーショットを捉えた媒体がないがゆえに、都市伝説になぞらえられる交際でもある。

 真央の独立が報じられたのは、この会見から3日後の24日のことだった。

■意図の不明な独立

 5歳で子役としてデビューした真央のブレイクの転機となったのは、2004年の女優専門の芸能プロダクション「セブンスアヴェニュー」への移籍だった。ドラマ『花より男子』、日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞した映画『八日目の蝉』、そして15年のNHK大河『花燃ゆ』といった作品を経てトップ女優の仲間入りができたのは、事務所の女社長の手腕あってのことといわれている。

「3年ほど前にも事務所独立を巡り、真央側と事務所の間で話し合いがあった」(芸能プロ幹部)が、真央の大河主演が決まったことで、一転、事務所に残留することに。今回の独立は、これに続く2度目の動きということになる。

「真央が“とにかく辞めたい”と頑なで真意をはっきりさせないので、社長は困惑しきり。ひょっとしたら、松潤との結婚話が知らず知らずのうちに進んでいるのかもしれないと、社長は思ったりもした。そこで、親しい間柄にあり、嵐を統括するジュリーさんに真偽のほどを質したわけです」(民放幹部)

“ジュリーさん”とは、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子・代表取締役副社長を指す。創業者のジャニー喜多川社長の後を襲い、年内にもトップ就任が噂されている。幹部が継いで、

「この時点で、事務所と真央の双方が弁護士を立てて話をしていました。そこまで揉めればメディアに漏れるのは時間の問題だし、松潤との結婚と独立を結びつけた報道が出てくるのも予想される。したがって、ジュリーさんと前もって摺り合せをしておく必要があったんです」

 事務所総帥同士の“折衝”の中で見えてきたこととは、

「2人の付き合いがすぐに結婚という形に収まることはない。つまり、ジャニーズとして、今は認めがたいということ。それはそうと、だとしたら真央の意図は何なのかと、セブンス社長の戸惑いは膨らむ一方のようで……」(同)

井上真央(29)

■母は円満退社を強調

 真央はこれから、母親をトップに据え、個人事務所でやっていく構えを見せている。とは言うものの、

「辣腕社長なしに、やすやすと芸能界の荒波を渡っていけるとは思えない。現時点でさえ、『真央起用』を強く推挙する人は制作側にほとんどいないよ。やはり、“手塩にかけて育ててくれた人を裏切るように見える”という声しきり」(前出・芸能プロ幹部)

 それというのも、

「例えば大河が終わってすぐに辞めるのは信義にもとるから。大河1本のギャラは20万円程度と安く、当然ながら、拘束時間が長いので他の仕事が入れられない。だから事務所としては完全に持ち出しで、元が取れるのは『終わってから最低3年』が通説なんだ」(同)

 21日の会見からさかのぼること5日、本誌(「週刊新潮」)記者が東京・世田谷の真央邸に同居する実母を訪ねた折には、こんな問答があった。

記者「事務所からの独立話が進んでいるようですが、事実ですか?」

母「……」

記者「代理人を通じ、話し合っているのでしょうか?」

母「……」

記者「えーっと、ではそういった事実は全くないということですか?」

母「私も詳しいことはわかりませんので」

 しかし独立報道の直後、再び真央邸を訪ねたところ、実母は一転して「独立宣言」し、

「事務所を辞めるのは、揉めたわけでも“結婚する・しない”が理由でもありません。他へ移籍することなく、仕事は続けます」

 と円満退社を強調するのだが、謎は深まるばかりである。

■結成20周年までは結婚しない

 ともあれ最後に、ジャニーズによる「結婚NG」の理由を“検証”しておこう。

「川崎麻世がカイヤと結婚したいと言ってきた時に事務所は反対した。けれどそういったケースは稀で、結婚にNGを出すことはほとんどない。要はタイミング。“認めがたい”というのは、真央に原因があるというよりは、むしろ嵐が人気絶頂なのと、それに代わるエース候補が見当たらないからでしょう」

 と、ジャニーズ事務所の関係者。試みに昨年、彼らが叩き出した売り上げを推計してみると、

【ファンクラブ収入】

会員約180万人×年会費4000円=約72億円

【コンサート収入】

動員数約104万人×8500円=約88億円

【音楽収入】

CDシングル3枚とアルバム1枚、コンサートDVD2枚で約145億円

【CM、テレビのギャラ】

CM25社、レギュラー7本などで計25億円

 〆て約330億円。対するにSMAPの場合(14年)は約180億円と推定され、先輩5人組の倍ほどと圧倒している。そのうえ、

「コンサートにおけるグッズ収入はかなりの旨み。その売り上げの8割が事務所に入ってくる契約になっていますから」(同)

 仮に、やって来た100万人各自が1000円分買っただけで、8億円が利益として事務所に転がり込む計算となる。グループ全体の売り上げは1000億円になんなんとすると言われているが、うち3分の1強を稼ぎ出す、名実ともにジャニーズのエースなのだ。

「その中でも松潤は、ライブ演出に長らく携わっているせいか、自身の立場をよく弁(わきま)えている。今の人気を維持するためには、独身でいた方がいいと“大人の判断”をしているはず。少なくとも、結成20周年を迎える3年後まで、結婚は選択肢に入らない」(同)

 明確なのは、真央の独立が2人を近づけるわけでは決してないということ。真央がなぜそんな行動に打って出たか。不可解である。

「特集 『井上真央』謎多き事務所独立の舞台裏 『ジャニーズ事務所』のご意向で消滅した『松本潤』結婚」より