藤原紀香再婚報道に見た 和田アキ子、宮根誠司の品性

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 晴れて梨園の妻である。

 次代の歌舞伎界を担う片岡愛之助(44)と“大女優”藤原紀香(44)が金屏風を背に催した結婚報告会見。

 芸能記者は報道に異様さを感じたという。

「確かに2度目なのに派手という声もありますが、過去に何があろうと慶事の席では祝ってやるもの。でもこのカップルだけはどうも素直に祝うのを憚るような、ためらうような……」

 共演者から“放っておいたらエエのに”との声の中、

「おかしいな、いつもやったら陣内(智則)おんのに」

 と紀香の元夫の名を出したのは、『アッコにおまかせ!』(TBS系)の和田アキ子。番組では、愛之助の元カノ熊切あさ美まで直撃。会見ではどちらが多く水を飲んでいたかまで検証(ちなみに1番は同席した松竹の迫水社長だった)するはしゃぎっぷり。

 宮根誠司の『ミヤネ屋』(日テレ系)では、「待ち受ける“しきたり”」と題して、過去に梨園に嫁いだ芸能人を羅列。小林真央(海老蔵)、前田愛(勘九郎)などを挙げた上で、梨園の妻同士の上下関係は嫁いだ順番で決まる、と紹介。

「ということは、紀香さんは新人ということになりますね」(宮根)

 さらに元宝塚女優にして元大臣の扇千景(藤十郎)の映像まで引っ張り出して、“会釈すると、女優だから頭が高い、と言われ、深々とお辞儀すると、顔が見えない、と叱られた”というエピソードで厳しさを煽る。

 さらに宮根は局を跨(また)いで『Mr.サンデー』(フジ系)で、会見での紀香の挙動を表情分析官に鑑定させ、頷きの多さを“半分演技だと思うが、献身的な妻になっていきたいという強い気持ちの表れ”と結論づけた。

 対して擁護に回ったのは、俳優のウエンツ瑛士。

「なんだか、梨園の妻、出来なさそうってイメージじゃないですか。でもそのイメージでいいんじゃないですか。出来たら、おっ出来た、となるんだから」(『ワイドナショー』フジ系)

 芸能界の人品骨柄ここに極まれり……これも、2人の人徳か?

週刊新潮 2016年4月14日号掲載

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