深夜「タモリ」を沸かせた軽~い「把瑠都」

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「ウチの事務所の新人で、まだインパクトないんですけどね。おいっ来い!」

 と玉袋筋太郎に呼びつけられ、巨体(身長198センチ、体重180キロ)を縮こまらせて登場したのは元大関の把瑠都(31)である。2月5日深夜の『タモリ倶楽部』(テレ朝系)でのこと。

現役時代の“エストニアの怪物”

「いやあ、把瑠都が、ビートたけしのオフィス北野に所属したことは一部で報じられていましたが、これが本格的なバラエティ番組でのお披露目といっていいでしょう。日本語も上手いし、意外にイケますね」

 とは番組を見たコラムニストの林操氏である。

「角界時代はヤンチャぶりが伝えられた人でしたが、あまりにイメージが違うので驚きました」

“エストニアの怪物”と言われた同国出身の元大関、現役時代はTシャツ短パン姿で繁華街を闊歩するなど、協会から何度もお目玉を食らっていた。

 だがこの日は、出だしから玉袋先輩(兄弟子?)に付き従い、リアクションへのダメ出しにも素直に従う腰の低さを押し出していた。

「玉ちゃんにどつかれても、小さくなって、意外に“子分”肌。これまで相撲を引退してタレントになった人たちとは、扱いが違う。大関にまでなったのに、あの軽さは、初めてのパターンでしょう。他のバラエティ番組からも引く手数多(あまた)になるかもしれない」(同)

 昨年大晦日には本名のカイド・ホーヴェルソンとして総合格闘技にデビューしたかと思ったら、いきなりの変化。元甲子園の怪物の穴はエストニアの怪物で?

週刊新潮 2016年2月18日号掲載

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