ハイグレードならツイートされなかった「堀北真希」の新居探し

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 意外と安い物件を探しているな、と感じたムキも多いのではないか。不動産会社の店員に〈35万の物件紹介したw〉とツイートされちゃった堀北真希と山本耕史夫妻。いや、失礼。二人は被害者なのだが、もっとハイグレードな物件を探していればこんな目に遭わなかったはず、と、老婆心ながら助言したくなるのだ。

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倹約は許されないご身分、か

 結論を先に言えば、夫妻の個人情報をツイッターに曝した女性店員は、因果応報とばかりに、自身の情報も曝されてしまった。なにしろ、自分の入社時期から本名が記された画像まで公開していたから、たちまち勤務先から、前職はアパレル店員だったことまで突き止められてしまったのである。その結果、

「試用期間中で、正社員になるはずでしたが、先週の中ごろ退社しました」

 そう説明するのはセンチュリー21広報部。夫妻それぞれの事務所への謝罪も済ませ、事なきを得たようだが、同社が統括する都内のフランチャイズで働いていた彼女にとっては、代償は大きかった。社員教育がずさんだったのでは、と思いたくなるが、

「入社時には、会社で知りえた情報は外へ漏らさないという誓約書にサインしてもらっているし、個人情報保護についての研修も行っています。芸能人が来店したので舞い上がってしまったのでしょう。ただ、本人は店を特定できるとは思わなかったようです」(同)

 ここで、リード文に掲載した以外の彼女のツイートを紹介すると、

〈今日仕事で堀北真希と山本耕史夫婦接客した。いきなりの出来事に手の震え止まらなかったw〉〈賃貸で探してるくさいw〉〈すっぴんマスクメガネで芸能人オーラ消してたからよくわからなかったけど、お小柄で可愛らしかったのは確か!!! 旦那はかっこよかった!!〉

 それにしても、ホテルの従業員が嵐の櫻井翔の宿泊情報を流したり、セブン-イレブンの店員がももクロの来店情報をツイッターに投稿したり、といった被害の例は枚挙にいとまがない。

「自分が一番先に火をつけて世の中を騒がせたい、という欲求があるんですね」

 と語るのは、芸能レポーターの石川敏男氏だが、ここでもう一つの疑問。なぜ夫妻はもっと高級な物件を探さなかったのか。

■倹約家だから

 石川氏が続けるには、

「ドラマなどで素朴な演技が多い堀北は、最近、私生活を公表するようになりましたが、家事が得意。料理を一生懸命作って、掃除も毎日し、洗濯も大好き。要するに倹約家なんです。売れている芸能人なら、家賃は50万円や70万円でもおかしくありませんが、35万円というのは、役者は不安定だからと先々のことまで計算しているのでしょう」

 むろん、その姿勢はあっぱれなのだが、住宅評論家の櫻井幸雄氏は、

「ふつう芸能人は高級な物件に入りたがるものです」

 と、こう続けるのだ。

「高級物件はセキュリティがしっかりしています。24時間有人管理で、複数の出入り口もあるから、マスコミに追いかけられても、こっそり出入りできる。それに六本木ヒルズなど、3LDKで月100万円くらいの賃貸物件を扱う不動産会社は、顧客情報の管理が徹底しています。顧客に著名人が多いので情報は絶対漏らしません。都内の高級物件にはアラブの石油王が住んでいたりもしますが、顧客情報が漏れたら、それこそ誘拐や暗殺にさえつながりかねませんからね」

 庶民的なのは好印象でいいのだけれど、身の危険を考えると……。悩みは尽きないですな。

「ワイド特集 炎上中に寒中見舞い」より

週刊新潮 2016年1月28日号掲載

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