飯島マネ“紅白総合司会をSMAPに” 事務所“他のグループ全て出しません” NHKも巻き込まれた「ジャニーズお家騒動」

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 優雅に泳ぐ白鳥も水面下では激しく足を動かしているというが、芸能シーンを彩る華麗なスターたちも、煌びやかなショーの舞台裏では、浮沈をかけた激烈なサバイバル戦を繰り広げていた。それは義挙か、はたまた仁義なき闘いなのか。

ジャニーズ事務所

「これぞ紅白!」

 司会を務めるV6の井ノ原快彦の第一声で幕を開けた年末の紅白歌合戦。ステージ最前列には嵐のメンバーが並び、その後ろにSMAP、TOKIOの面々も顔を揃える。SMAPのメンバーは随所に顔を出し、存在感を発揮。最後は白組のトリで近藤真彦が『ギンギラギンにさりげなく』を熱唱し、オーラスを迎えたのだった。

 かように紅白は、ジャニーズ事務所の協力なしには成り立たなくなって久しい。だが、“ジャニーズ祭り”の如きこのイベントの舞台裏では、事と次第によってはSMAPを除き、ジャニーズのタレントが一人も紅白に出場しないという異常事態が起こりかねない“事件”が勃発していたという。NHK関係者が語る。

「昨年の秋口、SMAPの女性チーフマネージャーが、“今年の総合司会はSMAPにしてほしい”と、うちの制作局の幹部に強く推してきました。そこで局としてジャニーズ事務所に相談したところ、事務所からは“そんなにSMAPを重用したいなら、どうぞお好きに。その代わり、今年は他のグループは全て引き揚げますから”という主旨の通告がなされたのです」

 これは、ジャニーズの創業者であるジャニー喜多川社長(84)の実姉で、代表権を持つメリー喜多川副社長(89)の意向とされた。NHK側が慌てふためいたことは想像に難くない。

「幹部らが事務所に頭を下げました。その過程でSMAPの司会起用はなくなり、35周年の節目を迎えたマッチのトリが決まった」(同)

 事務所の看板スターを抜擢する企画に、その事務所が難色を示したワケはもちろん、昨秋頃から水面下で起きていた、ジャニーズのメリー喜多川副社長と、飯島三智マネジメント室長の対立。従業員と会社が代理人を通じてやり合うという異常な光景で、紅白の司会を巡る諍いはその最中に発生していたわけだ。

「特集 4対1に分裂! 『SMAP』解散への全内幕」より

週刊新潮 2016年1月21日号掲載

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