松野頼久代表が手を焼く「白浪五人男」

政治週刊新潮 2016年1月21日号掲載

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「白浪五人男」といえば、個性派揃いの盗人集団が騒ぎを起こす定番歌舞伎。だが、永田町では彼らのことを指すという。知らざぁ言って聞かせやしょう――。

 1月7日、日本を元気にする会と統一会派を結成した、維新の党の参院議員。すなわち小野次郎氏、真山勇一氏、寺田典城氏、柴田巧氏、川田龍平氏の5名である。

「昨秋の党分裂後に参院に残った彼らは、奇(く)しくも全員が結いの党出身者。それだけに結束が固く、民主党出身者が占める執行部の方針においそれとは従わないことから、『白浪五人男』と自称しているんです」

 と、党関係者が言うように、今回の統一会派を例にとっても、松野頼久代表は難色を示していたという。

「昨年末に急遽、日本を元気にする会から統一会派を打診された彼らは、年内に一気に事を進めようとしていたんです。が、松野さんは、衆院で統一会派を組んでいる民主党を差し置けば、せっかく軌道に乗り始めた合流話に水を差しかねないと、消極的だった。最終的には、民主党の理解を得ることを条件に了承しましたけどね」

 さすが「五人男」、なかなか頑固なのであった。

 政治部デスクが言う。

「もともと彼らは、執行部が昨年12月に民主党との統一会派を検討した際、将来的な新党の立ち上げが担保されない以上は賛成できないと、参院での結成を見送った経緯がある。5人全員が原則として他党に移籍できない全国比例選出なので、万一、維新の党が民主党に吸収合併されると、参加できないからです。今回の統一会派は、煮え切らない民主党を揺さぶるための策といえる」

 参院の「白浪五人男」が暴れている。