テレ朝コメンテーター「三反園訓」が鹿児島知事に立候補する!

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 自民党の小池百合子議員、武見敬三議員、神奈川県の黒岩祐治知事――。知名度を生かし、ニュースキャスターから政治家に転身する例は少なくない。今度は、テレビ朝日のコメンテーター、三反園訓(みたぞのさとし) 氏(57)に鹿児島県知事選への出馬話が持ち上がっているという。さて、勝ち目はあるのか?

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 テレビ朝日では、他局でいう解説委員がコメンテーターにあたる。もっとも、三反園氏といえば、一昔前「ニュースステーション(Nステ)」の政治担当キャスターとして人気が出たことで知られる。スタジオの久米宏から「国会の三反園さぁ〜んっ!」と声を掛けられ、画面に登場した姿をご記憶の方も多かろう。

 ここ最近は、毎週土曜の朝に放送されている「週刊ニュースリーダー」にレギュラー出演していたが、

「三反園さんは10月10日の放送を最後に、他の番組にも一切出ていません」

 とは、テレ朝幹部。

「彼の地元は鹿児島で、知事選が2016年夏に行われる。関東の鹿児島県人会の要請を受け、現在、県知事選への立候補を検討中です。会社としては、事前の選挙運動と取られかねないので、出演を見合わせています。実際、地元紙は12月20日、〈立候補の意向を固めた〉と報じ、出馬は間違いありません」

 三反園氏は指宿(いぶすき)市生まれ。指宿高校時代は野球に打ち込み、早大へ進学。卒業後、テレ朝へ入社した。スポーツ局を経て、政治記者になった。 

「中曽根康弘さんや細川護煕さんと親しく、福田派を担当していたため安倍晋太郎さんにも強かった。Nステには90年頃から10年以上出ていたが、あの頃が彼の絶頂期でした」(全国紙の政治記者)

■保身を排し…

 が、得てして、人生の絶頂期には「落とし穴」があるものだ。先のテレ朝幹部は、

「10年以上前、彼に関する怪文書がバラ撒かれました。経費を使い込みしているなんていう内容でしたが、社内に愛人がいるという噂も流され、一時、大変だったんですよ。政治部長候補との声もあったが、あの一件が影響して、部長になれなかったのかもしれない」

 その後、指宿市長選、衆院選、県知事選など、選挙の度に彼の名前が取り沙汰されるようになったという。

 当の三反園氏はこう語る。

「前々からいずれは故郷に戻り、尽くしたいと考えていました。西郷隆盛さんの教えの一つに『保身を排し、人生の全てをなげうって命懸けで世のため人のために尽くしなさい』というものがある。これが私の座右の銘ですし、周囲の方々に相談しながら決断します。仮に出ることになっても、特定の政党と組む気持ちはない。政策で勝負するつもりです。県民所得の向上、そして若者の雇用対策を訴えたい」

 やる気満々。怪文書騒動については、

「全くの事実無根。当時の上司も『出る杭は打たれるものだから、気にするな』と言ってくれました。その後、干されたわけじゃないし、気にしてませんよ」

 現職の伊藤祐一郎知事は、次も出るとなると4期目。

「自民党が既に推薦を決め、公明党も乗る見込み。三反園さんが出れば、民主党は支援したいようです。ただ、彼も最近はNステの頃のようにテレビに出ていないからね。若い人の間での知名度は微妙。伊藤さんの方が有利でしょう」(地元記者)

 10年前に立候補していたらもっと注目を集めたのに。

「ワイド特集 敵もさる者 引っ掻く者」より

週刊新潮 2015年12月31日・2016年1月7日新年特大号掲載