教えて!石破幹事長 その1「集団的自衛権の行使容認は、中国・韓国を刺激しませんか?」

国際 韓国・北朝鮮

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 国会でも「集団的自衛権」に関する論戦が増えてきた。現行憲法下において行使を容認すべきかどうかについては、賛否両論、様々な意見がある。

 そこで安全保障政策のエキスパートで、今月、新著『日本人のための「集団的自衛権」入門』を刊行したばかりの石破茂自民党幹事長にいくつか素朴な疑問をぶつけてみた。

 まずは「行使容認すると、中国や韓国を刺激しないか?」という疑問。

 これについて石破氏は、「集団的自衛権は、国連憲章第五一条に定められた、すべての国連加盟国に認められた権利です」としたうえで、このように説明する。

「中国、韓国等を刺激する、といった意見もよく耳にします。しかし、
『国連憲章の規定に日本も従うことは、国連中心主義を採る我が国として当然のことです』
 という説明をしてもなお、中国や韓国はこれに反対するのでしょうか。
 中国は国連安全保障理事会の常任理事国であり、韓国は国連事務総長を輩出しているのです。『右傾化』などと批判されるいわれはありませんし、そのような批判に対しては誠心誠意、国際社会に訴えていくべきだと考えます。
 また、当然のことながら、中国や韓国は自国の集団的自衛権の行使を可能としています。
 ちなみに、オーストラリアのジュリー・ビショップ外相は、2013年に訪韓した際に、『日本は軍国主義に向かわず、アジア・太平洋地域や世界の平和と安全に対し積極的な貢献をするだろう』と述べて、日本の集団的自衛権行使容認を歓迎する旨の発言をしています」

 それでも何らかの反発は予想されるし、緊張が高まるのでは、という懸念についてはこう話す。

「中国や韓国は自国の集団的自衛権を有しており、行使も可能だという立場です。彼らが持っている権利を日本が持つからといって、責められる筋合いの話ではないでしょう。
 正面から主張をぶつけ合うことを避けたところで、緊張が緩和されるわけではありません。お互いに言いたいことを言い合ってこそ、良い関係が生まれるのではないでしょうか」

デイリー新潮編集部

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