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【軽減税率】自民が公明案を飲むハメになった、その「首謀者」とは
コインに裏表があるように、「軽減」の背後には「負担」が控えているようだ。ある人物が“辣腕”を振るい、軽減税率の対象が拡大された。しかし、財政再建は遠のく上に、露骨な公明対策の感は否めず……。
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「『彼』は税の何たるかが分かっていない」
総理官邸によって更迭された自民党の野田毅前党税調会長は、消費税を10%に引き上げる際に導入する軽減税率の対象が広がったことを受けて、周囲にこう不満をぶちまけた。
また、野田氏の後任として自民党税調会長の座に就いた宮沢洋一・前経産相は、軽減税率に関する公明党との協議が思うように進まないと、オフレコで、
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“谷垣幹事長を恫喝”自民党、財務省を「敵」にしてでも公明に媚びる「菅義偉」官房長官
軽減税率を巡る与党協儀の結果は、“庶民の味方”を標榜する公明党案を、自民党が丸のみする形で決着した。その背景には、創価学会とのパイプを政治的基盤にする菅義偉官房長官(67)による、公明党配慮の姿勢があった。
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来夏に控えた、参院選挙。
「自民党にとって、公明党の選挙協力は欠かせませんが、今の官邸は公明党・創価学会に大きな借りを二つ作っています。一つは、平和を掲げる公明党に安保法制で大幅に譲歩をしてもらったこと。もう一つは、11月の大阪ダブル選で、安倍官邸と蜜月の大阪維新を勝たせるために、公明サイドに反維新の旗幟を鮮明にしないよう、自主投票にしてほしいとお願いしたことです」(大手メディア政治部デスク)
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