「井上証言」怪しくて「菊地直子」無罪なら「再審請求」の大嵐

社会週刊新潮 2015年12月10日号掲載

 法務検察当局にとって、まさに寝耳に水だったに違いない。東京高裁は、オウム真理教の“走る爆弾娘”菊地直子被告(43)に対し、逆転無罪を言い渡した。決め手となったのは、「井上証言」が怪しいと判断されたことだが、ならば、オウム死刑囚から再審請求の嵐が起こってしまうのではないか。

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 ある検察幹部は憤りを隠せない。

「驚くべき判決でした。当時、オウムによる地下鉄サリン事件が起き、何人もの尊い命が奪われた。菊地がかかわった事件は、教祖の麻原彰晃を逮捕させないための捜査攪乱が目的だと見られていました。

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