「イスラム国と対話の可能性」――“聖徳太子の時代の人々”と話し合えるか?

社会週刊新潮 2015年12月3日号掲載

 パリ同時多発テロを受け、各国は強硬策を取るべく、連携を深めている。しかし、日本の言論空間には絵空事としか思えない意見がある。例えば、「イスラム国(IS)との対話の可能性」についてはいかがだろう。

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 飯塚正人・東京外大教授(イスラーム学)に訊けば、

「あまりに現実味がなさ過ぎて、はっきり言って“机上の空論”です」

 と、当然の答えが返ってきた。そもそもISとはどんな集団か、をもう一度おさらいしておこう。

「彼らは咋年6月、カリフ制を打ち立てた。

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