有名霊園でセレブと並んで眠る「墓友」に 資格・倍率・値段etc.、人気霊園を調査

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「終活」といった言葉も定着しつつあるが、いざ墓を選ぶとなると、ほとんどの人が経験不足ゆえに悩み、戸惑うはずだ。ライターの神舘和典氏は、両親は健在なものの、「いつか来る日」に備えて、あちこちの霊園、葬儀関連会社等を取材して、1冊の本にまとめるに至った。著書『墓と葬式の見積りをとってみた』には、有名人と「墓友」になるにはどうすればいいか、その方法や条件についても紹介してある。

 東京都内で有数の有名霊園である「青山霊園」。

 この墓地にはそうそうたる顔ぶれが眠っている。

 政治家では大久保利通、森有礼、犬養毅、池田勇人等々

 作家では尾崎紅葉、国木田独歩、志賀直哉、埴谷雄高、星新一等々。

 その他にも、中江兆民、北里柴三郎、市川団十郎、変わったところでは忠犬ハチ公のお墓まである。

 これらの豪華な方々と一緒に眠るにはどうすればいいのか。

 最低限必要な資格は「東京都内に5年以上住んでいる」ということだ。これをクリアするのはそう難しいことではないかもしれない。

 しかし、セレブの住むところは家賃が高いというのはお墓においても同じである。青山霊園の場合、敷地使用料は1平方メートルあたり271万4000円。もっとも小さい墓地でも1.5平米以上はあるので、価格は400万円を超えるし、もっとも大きい3.7平米の墓地は1000万円以上だ。しかもこれはあくまでも「地代」のようなもので、墓石などは別途自費で作らなければいけない。年間数千円くらいだが、管理料も必要だ。

 そのうえお金を払えば済むというものではない。毎年、ほんの少しだけの募集が行われる。2014年度は50区画の募集が行われ、多くの応募が寄せられた。墓地の広さによって人気はまちまちだが、倍率は10~20倍というから、なかなかの狭き門である。

 青山霊園に限らず、谷中霊園、雑司ケ谷霊園など、有名な霊園の多くはこのような購買率をくぐり抜けなければ入れてもらうことはできないことになっている。

「死んだらみんな同じ」といった言い方もあるが、実際には死後にもさまざまな格差や競争が存在しているというのが現実のようだ。

 近年、樹木葬や海洋散骨、納骨堂などの人気が高まっている背景には、こうした競争の厳しさも影響しているのである。

『墓と葬式の見積りをとってみた』は、「樹木葬ってどんなものか」「良い葬儀社を見分ける10のポイント」等、いざというときに必要な知識がまとめられた実用的な「入門書」となっている。

デイリー新潮編集部

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