「老け顔」にならない「最強の伝統食材」とは? プロが教えるアンチエイジング食品4選

ドクター新潮 ライフ

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 同じ年齢なのに老けて見える人とそうでない人の違いは何か。人間の細胞はすべて食べたモノの栄養素で作られているため、その差の源泉は「日々の食にあり」と言っても過言ではない。では、どんなモノを選べばいいのか。専門家が推す四つの“最強アンチエイジング食材”を紹介する。

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 まずは、スーパーに行けば必ず目にするエノキタケ。鍋物やみそ汁の具の定番で食物繊維が豊富なことから便通によさそう……。一般的な認識はこのぐらいではないだろうか。

 だが、最近の研究で、このエノキタケに驚異のアンチエイジング・パワーが秘められていることが分かってきたのだ。

 機能性食品に詳しい静岡県立大学大学院の山田静雄特任教授(薬理学)が解説する。

「40歳以上の男性56人を対象に、エノキタケの抽出物粉末食品を入れたカプセルを1日2回、5カプセルずつ摂取するグループと、抽出物が入っていないカプセルのグループに分け、12週間、食べ続けてもらいました。その結果、前者のテストステロン値が上昇し、睡眠と活力の回復が見られたのです」

 男性ホルモンであるテストステロンは加齢やストレス、過度の飲酒などで減少し、性的な欲求の低下、勃起不全(ED)、睡眠障害、認知機能の低下などの原因になる。

「エノキタケにはテストステロンを増やす成分アデノシンが含まれています。研究ではエノキタケそのものを粉末にしたため、アデノシンだけの効果とは言い切れませんが、積極的に摂取すると、疲労感など更年期症状の改善に役立つことが分かりました」(同)

 実験で用いた10カプセルは、スーパーなどで売られているエノキタケの0.5パック(約75グラム)から1パック分にあたるという。

「毎日この量を食べるのは現実的ではないにしても、少ない量でも継続して取ることが大切です。エノキタケの成分は熱に強く、水に溶ける性質があるため、みそ汁の具、鍋物なら残った汁を雑炊などにして食べるといいでしょう」(同)

“老け顔”になりにくく

 二つ目の食材は、豆腐の栄養を極限まで凝縮した高野豆腐。名刺サイズの商品2枚程度で豆腐一丁分と同等の栄養を摂取できるスーパー・フードについて、栄養生理学を専門とする近畿大学農学部、竹森久美子教授がこう語る。

「豆腐を毎日、1丁、2丁食べるのはなかなか難しいですよね。その点、高野豆腐は乾燥してギュッと小さくなっているので食べやすく、大豆の有効成分を効率的に摂取できます。注目したいのは含有するイソフラボンで、肌の老化との関係が研究されている成分です。形状はエストロゲンという女性ホルモンに似ています」

 人は年を重ねるにつれ、エストロゲンが減少する。

「女性特有のホルモンのように思われていますが、男性にもあり、加齢とともに減っていきます。エストロゲンが減少すると私たちのお肌のツヤ、ハリを維持しているコラーゲンの産生が衰え、しわ、たるみなどの原因になります」(同)

 つまり、“老け見え”“老け顔”になりやすくなるわけだ。

「その点、イソフラボンはエストロゲンと構造の一部が似ているため、体内のエストロゲン受容体に結合して、エストロゲンと似た働きをすることがあります。それが、コラーゲンを作る“助け”になってくれるのです」(同)

 コラーゲンは皮膚の健康維持のみならず、骨にも不可欠で、

「骨の構造を鉄筋コンクリートに例えると、鉄筋部分がコラーゲンでコンクリート部分がカルシウムです。コラーゲンは骨のしなやかさや強さに関わっており、骨の健康を支えています。高野豆腐にはカルシウムも含まれるので、同時に両方の成分を取れるのです。鍋物の具材のほか、最近ではクルトンのように小さいサイズもあるのでみそ汁やスープに使うのもお勧めです」(同)

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