「紅白」司会は親にも秘密、台本は本番わずか6日前…元NHKアナ・宮本隆治が明かす衝撃の“舞台裏”

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アナの極意とは

「紅白歌合戦」の総合司会を6回務めた元NHKアナウンサーの宮本隆治氏(76)が、同局を定年退職後、15年間所属していた芸能事務所を離れ、独立した。それを機に、アナの極意などを語った。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】

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――「紅白」の司会を務めるということは、その時代にNHKを代表するアナだったことの証しです。山川静夫さん(93)は白組司会を1974年から82年まで務め、鈴木健二さんは83年から85年まで、やはり白組司会を担当されました。宮本さんは95年から2000年まで総合司会でした。上層部から指名を受けるのは、いつごろなのですか。

 10月の頭です。それを伝えられるとき、「口外しないように」と釘を刺されます。どんなに親しい同僚であろうが、言えません。家族なので妻には伝えましたが、田舎の両親にも言いませんでした。

――喜びを表に出すこともできないんですね。それから放送までは3か月弱。勤務上の配慮はあるのでしょうか。

 一切ありません。ニュースを読むための宿直もあります。アナの基本はニュースを読むことですから。「紅白があるから、宿直を外してください」などとは決して言えません。

――今年の司会の発表は10月9日でした。堺雅人さん(53)、二宮和也さん(43)、芦田愛菜さん(22)、鈴木奈穂子アナ(44)が務めます。印象をお聞かせください。

 まず、堺さんは危なげがありません。「紅白」は4時間超の長丁場ですが、その台本を渡されるのは放送が6日後に迫った12月25日。それでも名優の堺さんなら、たちまち覚えてしまうでしょう。僕の場合、台本を視覚でおぼえようと思い、文字を大きく書き出し、目に焼き付けました。必死でした。

――そう考えると、名優には、紅白の司会に通じる資質があるわけですね。

 本番が始まると、今度は時間との戦いです。生放送中に「この部分を削り、1分縮めて」といった指示がスタッフから出ます。これも堺さんなら難なく対応されるでしょう。「『紅白』の司会という演技」を見事におやりになると思いますよ。

――二宮さんも俳優であるうえ、民放で司会に慣れています。やはり心配ありませんね。

 ええ。そのうえ、音楽にも精通されていますからね。芦田さんは知的ですが、それをひけらかさないところがいい。母性本能をくすぐる方です。母性本能は女性にあるだけでなく、男性にもあると僕は思っています。僕自身、ずっと芦田さんを応援してきました。

――過去に何か縁があったのですか。

 実は芦田さんのお父さんは、かつて私が口座を作った銀行の支店長さんでした。初めてお会いした際、「芦田愛菜の父です」と自己紹介されました。それをきっかけに、親近感が湧くようになりました。

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