「紅白」司会は親にも秘密、台本は本番わずか6日前…元NHKアナ・宮本隆治が明かす衝撃の“舞台裏”

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日本中が一体感

――鈴木アナ以外の3人は芸能人。「紅白」の司会が芸能人中心になったのは2005年でした。仲間由紀恵さん(47)が紅組、山本耕史さん(50)が白組の司会をそれぞれ務め、みのもんたさんと山根基世アナ(78)が総合司会を担当した年です。「紅白」の司会は随分と変わりました。

 時代の流れですね。「紅白」側としては若い人たちにも見てほしいので、若い視聴者が支持している芸能人に司会をお願いします。そこに締めとしてアナを配置する。それで良いと思います。

――長い生放送を無事に終えたあとの気分は格別でしたか。

 はい。安堵感と達成感は、ほかでは決して味わえないものでした。ただし、その副作用には悩まされました。興奮が収まらず、元日から丸3日間、眠れないんです。

――「紅白」の2025年の個人視聴率は第1部が23.2%で、第2部が26.4%。いつの時代も怪物番組です。「紅白」とは何なのでしょう。

 時代とともに個人のライフスタイルや価値観、音楽の聴き方が多様化してきましたが、それでも大晦日に「紅白」をつければ、「今、日本中が同じ歌を聴いている」という一体感が生まれます。

――日本人が歌でつながる、特別な番組なのですね。

 ええ。その司会は貴重な経験でした。

――NHKの定年退職から19年が過ぎました。このほど、中村雅俊さん(75)たちがいるノースプロダクションを離れて、独立されました。どうしてですか。

 人生の第4コーナーを回り、目の前にゴールが迫ってきて、ふと、「やりたいことだけをやっていきたい」と思ったんです。今後はこれまで通り、歌謡番組やステージの司会をやり、情報番組などの仕事もするほか、CMや映画出演など、新しいことにも挑戦していきたいと思っています。

――映画出演も視野にあるのですか。

 ドラマには5回出演しているんですよ。ただし、全部アナ役。だから、やった気がしないんです(笑)。

――今は「宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星~演歌・歌謡曲情報バラエティ~」(CS・歌謡ポップスチャンネル、第2金曜午後6時)や「昭和名曲歌マネ歌謡祭」(BS日テレ、12月17日午後8時)などの司会、「なないろ日和!」(テレビ東京、平日午前9時26分)のリポーターのほか、ナレーターも務めています。NHKで同期(1973年入局)の池上彰さん(76)がMCだった「池上彰の現代史を歩く~Walking through Modern History」(テレ東、2019年終了)のナレーターも務めましたね。

 ええ。池上君とは同じ1950年生まれで、大学も同じ慶應大。だから、僕は彼のことを「池上君」と呼びますが、彼は私を「宮本」と呼び捨てにするんですよ(笑)。

――親しみを込めてですね。

 この番組でナレーターを務めたのは彼の推薦でした。制作発表のとき、記者から「池上さん、宮本さんを推した理由は?」との質問が出ると、彼は「こいつは暇ですから」と答えた。いくら親しくたって酷いですよね(笑)。「そこまで言うことはないだろう!」と言い返しました。

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