麻生太郎氏の大誤算…「福岡市長選」がカオス状態に なぜ「高島宗一郎」市長は“後継指名”をしなかったのか

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 九州を代表する政令指定都市、福岡市。国内はもちろん、海外からも多くの観光客が訪れる日本屈指の大都市の、トップを決める市長選の火蓋が切られた(11月1日告示、11月15日投開票)。今回の選挙は任期満了に伴うもので、現職の高島宗一郎氏は8月に不出馬を表明しているため、人気都市の新たな「顔」が誰になるのか、全国的にも注目が集まっている。【全2回のうちの第2回】

次への投資

 現職の高島宗一郎氏が不出馬を表明し、たった一つ市長の椅子を巡って、13人もの候補者が争う混戦模様となった福岡市長選挙。落選覚悟でも戦いに挑む候補者の中には、“ある目的”が見え隠れしているのでは、という。

 全国紙政治部デスクが言う。

「来年4月に行われる、統一地方選です。福岡市では市議選が行われますし、福岡県会議員選挙もある。市長選からあまり時を置かずして、次の戦いが見えているとなると、政治家志望の人からすれば、市長選へのチャレンジも無意味ではなくなってきますし、地方政治に対して意欲が高いこともアピールできる絶好の機会になるのです。得票数が少なく、供託金が没収されても、それは次への投資としては十分に意味があるものと言えます」

 無論、選挙への立候補を自身の政治活動の足がかりとすること自体は、何ら問題ない。ただ、有権者に政策を訴え、市政の将来を問うという選挙本来の目的が、置き去りにされてはならないだろう。

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