「原作の劣化版」と酷評されがちな韓ドラリメイクに“異変” 芦田愛菜「南田南弁護士」が世界で支持されるワケ
オリジナルの展開も
カンテレ・フジテレビ系で放送中のドラマ「南田南弁護士は天才肌」(月曜午後10時)が、これまでのジンクスを覆す異例の動きを見せている。世界的に大ヒットした韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」をリメイクした日本版に何が起こっているのか。
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「10月26日に放送された第2話の視聴率は世帯7.2%と第1話の7.4%から下がったものの、個人は4.1%を記録し第1話の3.9%から数字を伸ばしました。日本のドラマの視聴率は初回以降、数字を落としていくのがよくあるパターンですが、個人視聴率が上向くのはちょっとした“異変”。昨今では世帯視聴率より個人視聴率を重視する傾向があるのでなおさらです」(テレビ誌記者)
オリジナルの「ウ・ヨンウ弁護士」は、自閉スペクトラム症の主人公が弁護士となり、天才的な頭脳で難事件を次々と解決していくヒューマンストーリー。2022年にNetflixで配信されるとグローバルTOP10(非英語シリーズ部門)で7週連続1位を記録した。
特に主人公を演じた女優のパク・ウンビンの演技が高く評価され、韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる第59回百想芸術大賞で大賞を受賞している。それだけにリメイク作では、主演を張る芦田愛菜に注目が集まったのだ。
日本では韓国ドラマのヒット作を国内向けにリメイクする試みがここ数年、相次いでいる。しかし、その多くは厳しい評価にさらされてきた。
最近では、カンテレ・フジテレビ系「彼女はキレイだった」(2021年)や「梨泰院クラス」をリメイクしたテレビ朝日「六本木クラス」(22年)、テレビ朝日「スカイキャッスル」(24年)が放送されたが、視聴者からは「役者の演技力が足りない」「チープな作りで予算が少ないのがミエミエ」「やらなきゃいいのに」などの酷評が目立った。
「テレビ業界では『韓ドラの日本リメイクは原作の劣化版しかできない』というのが定説でした。重厚な構成や深みのある映像、俳優の確かな演技力、1話あたり70~90分近くある尺。これらを実質45分程度という限られた放送枠に収めること自体、無理があるからです」(前出のテレビ誌記者)
ところが、「南田南弁護士」については、韓ドラリメイク失敗のジンクスを覆す現象が起きている。視線を国内視聴率から世界に向けると、「南田南弁護士」はNetflixのグローバルTOP10(非英語シリーズ部門、10月19~25日基準)で5位を記録し、12の国と地域でトップ10入りを果たしている。おひざ元の日本で1位、香港で4位、シンガポールで5位、タイで8位、マレーシアで9位、韓国で10位。その他、南米でもランキング入りした。
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