巨人「松井新監督」はよく引き受けてくれた…どうかどっしり構え、明るく伸び伸び、楽しくチーム運営を 強行指名の織田には「まず巨人」を勧める【柴田勲のコラム】

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さすがに「エッ!」と驚いた

 松井秀喜新監督が、ジャイアンツ球場(神奈川県川崎市)で始まった秋季キャンプで早くも精力的に動いている。

 私、松井監督誕生の一報を聞いた時はさすがに「エッ!」と驚いた。

 というのも、昨年6月に長嶋茂雄さんが亡くなった際、松井は葬儀で「将来のことを約束しましたが、いまはできそうもありません」という趣旨の弔辞を読んだ記憶があったからだ。

 巨人は阿部慎之助前監督の辞任などがあり、橋上秀樹監督代行が指揮を執ったものの危機的な状況にあった。

 今季も優勝した阪神に2.5ゲーム差の2位に終わり、クライマックス・シリーズではDeNAに敗れて日本シリーズに進出できなかった。日本一には14年間遠ざかっている。

 読売首脳はこの緊急事態に「巨人の立て直しには松井が絶対必要だ」と判断して口説き落としたのだろう。

 本当によく引き受けてくれた。

長嶋さん譲りの「明るい運営」を

 松井新監督に望むのは、チームを明るく伸び伸びと、そして楽しく運営してほしいということだ。締める時は締めなきゃいけないが、これはスポーツの3原則だと思っている。

 今コラムで指摘したけど、阿部前監督時代は懲罰的な選手起用がたびたび見られた。選手が委縮するし、チームが暗くなってしまう。強引さもあった。阿部前監督はどちらかと言えば川上(哲治)さんや王(貞治)のタイプに近かったのかな。

 松井はプロ入り時から長嶋さんをずっと見ているし接し続けてきた。「明るく」という点では心配ないはずだ。

 ただ、長嶋さんの1年目(1975年)は目線というのか考え方というのか、我々選手の側に向いていなかった。マスコミやファンといった外の方に向いていた。選手皆が気づいていた。長嶋さんはそういうタイプだ。もっとも2年目からは変わっていったが。

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