NPB復帰なら大争奪も…「吉田正尚」に浮いては消える“トレード説”が今オフばかりは真実味を帯びてきた理由
地元メディアも報じる
日本球界に帰還するとなれば、大争奪戦となるかもしれない――。
ボストン・レッドソックスの吉田正尚(33)の去就に改めて注目が集まっている。レッドソックスはワイルドカードシリーズで敗れ、早々にオフに突入したが、28日(日本時間)になって、地元メディア「MassLIVE.com」が「トレードか放出の可能性」を報じたのである。
【写真を見る】球団史上80年ぶりの連勝にも貢献…8連勝目を決めた吉田の豪快な一発
「今オフ、レッドソックスで去就が注目されていた選手は2人。吉田と守護神のアロルディス・チャップマン(38)です。チャップマンは昨季まで3年連続で60試合以上に登板し、今季も53試合に投げ、3勝4敗35セーブ、防御率1.92の好成績を残しました。当然、チームも残ってほしいと思いつつも、契約更新の条件を彼に2つ、課していました。今季40試合以上投げること。これはクリアされましたが、2つ目はシーズン終了後にメディカルチェックを受け、健康面で問題がないことを証明しなければなりませんでした。来年2月に39歳になる大ベテランなので、球団も健康面をちょっと心配していました」(現地記者)
ファンにも残留が望まれていたチャップマンはメディカルチェックをクリアし、来季もレッドソックスでプレーすることが決まった。先行き不透明なままなのが吉田だ。
吉田には、これまでも何度かトレード移籍の話が持ち上がっている。22年オフに5年9000万ドル(約117億円/レートは当時)の大型契約を結んでおり、26年の年俸は1800万ドル(約28億円)だった。この高額年俸がネックになってトレードがまとまらないとも伝えられてきたが、今オフは少し様相が違う。レッドソックスが「来季年俸分の1860万ドルの一部を負担してもいい」とし、改めてトレードを打診していたことが分かったのだ。
「吉田だけでなく、若手の有望株の選手をつける複数トレードのプランもあるようです」(前出・同)
ただ、「そこまでして、吉田を出してしまいたいのか」と言うと、少し違う。レッドソックスは吉田に構想外の烙印を押したわけではない。移籍は吉田自身のためでもあると解釈しているという。
「今季の出場試合数は87試合、少なかったことは否めません。8月15日のパイレーツ戦での走塁中に左足の違和感を訴え、後に『左太腿裏の肉離れ』と発表されました。チームを離脱し、ポストシーズンマッチにも間に合わず、今シーズンが終わってしまいました」(前出・同)
打率は2割7分4厘だが、「本塁打5、打点28」の数値が不甲斐なさを物語っている。しかし、今季のレッドソックスはシーズン序盤で負けが込み、アレックス・コーラ監督(51)と4人のコーチを途中解任し、傘下3Aのウスター・レッドソックスを指揮していたチャド・トレイシー氏(46)を暫定指揮官とする大鉈を振るった。トレイシー暫定監督は悩みながらもチームのテコ入れを進め、7月には球団史上80年ぶりとなる15連勝を飾り、ワイルドカード争いをするところまでチームを浮上させた。その15連勝に貢献した一人が吉田だった。
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