中日ファンの期待を一身に背負う「工藤新監督」、“日本一5度”の実績だけではない来季のドラゴンズにとっての“大きな武器”とは
来季のセ・リーグに2人の新監督が誕生します。中日ドラゴンズは工藤公康氏、読売ジャイアンツには松井秀喜氏。どんな采配を見せてくれるのか今から楽しみですが、東海ラジオでプロ野球中継を35年担当したフリーアナウンサーの村上和宏さんにとっては、何よりもドラゴンズの新監督が気になるところ。早速、舞台裏を解説してくれます。
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工藤監督誕生
中日ドラゴンズの新監督に、工藤公康氏(63)が就任しました。10月15日に就任会見が行われ、ホークスでの監督経験を活かしながら「勝って喜んでもらえる」チームを作ると語りました。
10月23日には、読売ジャイアンツから松井秀喜氏(52)の監督就任が発表されたことで、来季新監督の話題を持っていかれた感はありますが、ドラゴンズファンの間では半月が経ったいまでも、挨拶代わりに工藤さんの話が出るくらい、インパクトの強い話題であることに変わりはありません。
私がドラゴンズの取材を始めて以来、初めてとなる選手、コーチとしてドラゴンズの一員ではなかった監督の誕生です。
ドラゴンズはこれまで「生え抜き」の中から監督を人選することが多く、工藤さんのように、一度もドラゴンズのユニフォームに袖を通したことがない人が監督に就任するのは1984年から86年まで指揮を執った山内一弘氏以来、となります。
就任会見で加藤宏幸・球団社長が明らかにしたように、今回も球団OBから監督を選ぶという選択肢があった中で、敢えて40年ぶりにOB以外からの起用に舵を切ったわけです。それは、現在のドラゴンズが抱える諸問題を解決するにはOB監督では不十分であり、新しい血を入れて空気を一新しようという、フロントの決意が感じられます。
これまで何度も監督交代劇を見てきましたが、その多くが、成績低迷の責任を取り、前任者が辞任することによるる交代でした。「監督」という存在はチームの顔であると同時に、その采配一つで勝敗を左右する重い責任を負う仕事です。だからこそ、すべての球団は熟考に熟考を重ね「彼なら任せられる」という人物に白羽の矢を立てるのです。
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