「着ぐるみ」姿で女児にハグする不届き者も…「ハロウィン」イベントでの迷惑行為にコスプレイヤーからも「周囲に不快感を与えないのが最低限のマナー」
10月31日はハロウィンだ。ここ10年ほどの間で、ハロウィンは日本のコスプレ文化と融合する形ですっかり定着した感がある。いわゆる“ガチ”なコスプレイヤー以外に、この日だけ、気軽にコスプレを楽しむという人も増えている。東京・池袋では10月30日~11月1日にかけて「池袋ハロウィンコスプレフェス」が開催されるなど、ハロウィンに合わせたコスプレ関連のイベントは枚挙にいとまがない。
一方、ハロウィンでたびたび問題になるのは、渋谷で暴徒化する人々が起こす騒動であろう。今年も渋谷では巨大な看板を掲示して、“迷惑ハロウィン”の禁止を呼び掛けている。しかし、暴動以上に水面下で問題になっているのが、コスプレをして迷惑行為に及ぶ人々の存在である。【取材・文=山内貴範】
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無礼講と勘違いした変態が出没しやすい
最近、コスプレイヤー界隈では、女児に人気のアニメキャラクターの“着ぐるみ”姿で、観光地などに出没するコスプレイヤーが問題になっている。着ぐるみの中身は多くの場合、“男性”であり、寄ってきた女児とハグをしたり、そのついでに身体を触ったりする。意図的に未成年との接触を狙っているとすれば、もはやコスプレイヤーではなく変質者と呼ぶべきだろう。
そのせいか、コスプレ愛好者の間でも、「着ぐるみだけはちょっと……」と苦手意識をもつ人は少なくないといわれる。良識ある着ぐるみ愛好家は、こうした人々に警戒するようにSNSで呼び掛けているが、一般メディアでは取り上げられることがほとんどないため、問題になっていること自体を知らない人も多い印象だ。
そして、ハロウィン当日はそうした危険人物が出没しやすい傾向にある。筆者は過去に何度か、ハロウィン当日の渋谷の暴動を取材したことがあるのだが、全身タイツ、もしくは着ぐるみで“ここには書きにくい”行動をとっている人物を見たことがある。着ぐるみで顔が見えないのをいいことに、酒に酔った女性の体を触りまくる不届き者もいて、文字通りの無法地帯だった。
筆者は着ぐるみのコスプレを否定するつもりはないし、ほとんどの人が問題を起こしていないことは承知の上である。だが、一定のトラブルが起こっているのは事実であり、否定的な意見が出ても仕方ないのかもしれない。
着ぐるみコスプレはどう楽しむべきか
繰り返すようだが、着ぐるみのコスプレ自体は昔からある文化である。しかし、一部の人々のせいで、普通に楽しんでいるコスプレイヤーが迷惑を被っているのが実情だ。
こうした昨今の騒動を、実際に着ぐるみのコスプレを行っているコスプレイヤーはどのように見ているのか。以前に「デイリー新潮」でも取材している“女装”コスプレイヤーで、着ぐるみも身に着けるという「さくら」さんは、このように話す。
「僕は通常のコスプレがメインですが、たまに着ぐるみのコスプレもします。あくまでも個人の意見として聞いていただきたいですが、着ぐるみのコスプレはコスプレイベントの会場であれば問題ないと思いますが、そうでない場では控えるほうがいいと最近では思うようになりました」
さくらさんは、着ぐるみのコスプレはイベントのほか、スタジオなどを借りて撮影しているという。そのほうが様々な面でメリットが大きいためだ。
「何より、コスプレが認められたイベントのほうが自由に気持ちよくできますから、僕は好きですね。また、そうでない場合でも、場所の使用許可などを取ってから行うと、トラブルにならないのでいいと思います」
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