「坂倉、床田、森下」同時流出を覚悟する「広島カープ」 「血の入れ替え」は進むのか? 巨人、ソフバに移籍なら「人的補償」で「即戦力、有望株獲得の期待が」
今オフのFA市場で動向が注目されている選手が、広島の床田寛樹投手(31)、森下暢仁投手(29)、坂倉将吾内野手(28)だ。今季中に取得したFA権を行使すれば、複数球団の争奪戦になる可能性が高い。資金力で他球団に見劣りする広島は主力が大量流出の危機を迎えているが、FAの人的補償で選手を獲得し、チーム再建のチャンスとも言える。来季に続投が決まった就任5年目の新井貴浩監督をサポートするためにも、今オフは球団の補強戦略がカギを握る。
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【写真を見る】坂倉将吾内野手を獲得する可能性のある「2球団」とは?…カープの4番、来季の気になる所属先
合計10名が戦力外に
広島では今オフ、矢野雅哉内野手(27)、前川誠太内野手(23)、小園海斗内野手(26)、田村俊介外野手(23)の4名が来季の戦力構想から外れて退団が決まった。
矢野、前川両氏は「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を巡り、広島県警から家宅捜索を受けて医療品医療機器法違反の疑いで書類送検され、その後不起訴処分に。小園、田村両氏は違法薬物の売人と共に撮影された写真が週刊誌で報じられていた。戦力ダウンは覚悟の上で、ファンの信頼を取り戻すための決断だった。
22日に都内で開催されたドラフトでは、山里宝(亜大)を1位で指名。二塁、遊撃を守り、打撃もパンチ力がある即戦力内野手だ。5位で指名した光弘帆高(明大)は強肩が武器の遊撃手。育成1位でも独立リーグ屈指の遊撃手の車谷仁(BCリーグ茨城)を指名するなど、退団した小園と矢野に代わる二遊間の中心選手を育てたい狙いが明確に見えた。
また、24日には、ケムナ誠(31)、長谷部銀次(28)、松本竜也(27)、日高暖己(21)、辻大雅(22)の各投手と、中村貴浩外野手(26)の計6名について、来季の契約を結ばないことを発表。「血の入れ替え」を進めているかに見える。
資金力で見劣りが
最大の懸案事項はFAによる主力の流出だ。左腕エースの床田は今季、4年連続規定投球回をクリアし、8勝6敗で防御率2.76をマーク。森下は新人の20年に10勝を挙げて新人王を受賞するなど先発ローテーションで稼働し、3度の2ケタ勝利をマークした実績を持つ。坂倉はミート能力と長打力を兼ね備えた強打者として打線の中軸として活躍。今季は4番を務め、得点圏打率.323と勝負強い打撃を発揮した。
「3人は広島の顔と言える存在です。床田は巨人、阪神、オリックスが調査していると聞いています。森下も巨人の評価が高いですが、メジャー志向が強いのでポスティングシステムを利用する選択肢も考えられます。坂倉は千葉出身で地元球団のロッテのほか、打線強化が課題のヤクルトが獲得に動く可能性がある。球団は3人の慰留に全力を尽くしますが、他球団に比べて資金力で見劣りし、近年は優勝争いから遠ざかっている現状を考えると、3人が他球団に流出することを覚悟しないといけない」(スポーツ紙デスク)
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