広大なトウモロコシ畑に、クマが作った「ミステリーサークル」が… 「米軍採用の偵察ドローン」でクマを追う駆除の最先端に迫る

国内 社会

  • ブックマーク

人が育てた飼料が、クマの巨体を支えている

 酪農の町・別海で栽培されるデントコーンは、クマにとっても格好の餌である。作付けが広がるにつれて食害も増え、地元のハンターは「このあたりのクマは道内でもひときわデカい」と話す。人が育てた飼料が、クマの巨体を支えているのだ。

 クマが人の暮らしを脅(おびやか)すのは、別海に限った話ではない。昨年度は全国で人身被害が過去最悪となり、今年は東京・高尾山の登山道近くにも現れた。市街地での緊急銃猟も相次ぎ、クマとの遭遇は日常の一部になりつつある。

 畑の向こうの森は、不気味なほど静まり返っている。最新の機材でも仕留められないとなれば、次の手は……。

 人とクマの攻防は、なお続くのである。

撮影・横田 徹

週刊新潮 2026年10月22日号掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]