「FA戦線」で“主力選手”の去就が注目される「広島とは別の球団」…エースの故障に加えて外国人選手の流出危機 “藤浪晋太郎に関心”との報道も

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NPB帰りを期待するメジャー

「イニングイータ―の投手が高く評価される傾向にあるようです。床田の争奪戦が予想される理由は4年連続で規定投球回数に達したからで、長いペナントレースを乗り切るには救援投手を温存できる先発投手がいなければなりません。先発投手が6回で降板したら、7、8、9回を任す救援投手を3人起用する必要がありますが、床田や小島であれば、救援投手は2人で済みます」(前出・同)

 床田は兵庫県の出身であり、阪神、オリックスが優位に交渉を進めていくのではないかとも予想されている。もっとも、本人は沈黙を貫いているが、権利行使した場合は大争奪戦となりそうだ。また、床田以上の争奪戦が予想されるエスピノーザだが、

「オリックス側から出た『マネーゲーム』とは、メジャーリーグへの復帰を意味しているのではないか」

 と指摘する声も聞かれた。来日1年目の24年は7勝、昨季は5勝と成績を落としたが、そこから13勝の最多勝にレベルアップした今であれば、メジャースカウトも高く評価しているはずだ、というのである。

「前巨人のフォスター・グリフィン(31)が昨年オフにワシントン・ナショナルズと契約し、シーズン途中のトレードデッドライン時に、先発投手の強化を目指すクリーブランド・ガーディアンズに一本釣りされました。移籍後の成績は良くありませんでしたが、NPBを経由した投手がレベルアップして帰って来ることをMLB30球団が認識しています。今季、MLBスカウトがいちばん高く評価していたのは、ソフトバンクの左腕リリーバー、ダーヴィンソン・ヘルナンデス(29)です」(米国人ライター)

 エスピノーザの推定年俸は2億3000万円。親日家で試合後のヒーローインタビューでも流暢な日本語で答え、今夏に誕生した長男には「ケンゾウ」と名付けたほど。とくに評価されているのは勉強熱心なところで、スコアラーから上がって来るレポートには穴が開くほど目を通し、日本式の配球術も習得しようとしているそうだ。

西武のあの投手も……

 しかし、エスピノーザ以上に水面下での調査が進められていた投手もいた。埼玉西武ライオンズから海外FA権取得でメジャーリーグ球団と再交渉する高橋光成(29)だ。

「高橋は昨年オフ、ポスティングシステムを使ってMLB球団と交渉しましたが、西武残留を選択しました。MLB側はポスティングシステムでの移籍を目指す日本人選手が現れると、どうしても譲渡金のことを考えてしまいます。高い譲渡金を払いたくないので最初から契約金を出し渋るMLB球団もあります。平良海馬(26)もポスティングシステムを使って米球界に挑戦しますが、昨季はセーブポイントのタイトルを獲り、今季は防御率のタイトルを獲ったので、高い譲渡金を払ってでも獲得したい投手と評価されています」(前出・同)

 160キロ超えの剛速球を持つ平良に対し、高橋の評価は難しい。MLB球団との交渉が長引くようであれば、NPB球団は声を掛けるというのだ。もっとも、両投手に挑戦を容認した埼玉西武も投手補強からは逃げられないようだ。平良と高橋のシーズントータルでのイニング数は284回。平良の譲渡金を念頭に国内FA市場に参戦してくる可能性は高い。

「佐藤輝明(27)のポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を認めた阪神ですが、打線強化で他球団の外国人選手も獲得リストに入っているとの情報も聞かれました。巨人との契約延長が流動的なトレイ・キャベッジ(29)もリスト入りしているそうです」(前出・在阪記者)

 メジャーリーグの新労使協定が先行き不透明なため、大物選手が日本に来るとの見方もあるが、日本のプロ野球界は外国人選手を含め、FA選手の大移動劇が始まりそうだ。