ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズが「佐藤輝明」獲得に意欲…FAランキングではスクーバルに次ぐ堂々2位! トロントなら岡本和真との「阪神・巨人砲」誕生も

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 阪神の嶌村聡・球団本部長は10月19日、4番サードが定位置の佐藤輝明がメジャーリーグ(MLB)に挑戦することを容認すると発表した。佐藤が海外FA権を獲得するのは最短で2029年のオフになる見通しだったが、阪神はポスティングシステムを利用しての移籍を認めた。これを受けてスポニチアネックスは「佐藤輝明 今オフ大争奪戦勃発か 今季視察したメジャー球団『メジャーの全球団が注目するだろう』」との記事を配信した。

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 スポニチアネックスが“大争奪戦勃発”と報じた根拠は、フィリーズでGMを務めるプレストン・マッティングリー氏のコメントだ。氏は「我々は彼に関心を持っているし、メジャーの全球団が注目することになるだろう」と述べたのだ。

 今シーズンの佐藤輝明は打率3割0分6厘、ホームラン39本、打点106点で三冠王に輝いた。確かにNPB(日本プロ野球)では無双の強打者かもしれない。だが果たしてMLBで通用するのだろうか。大争奪戦とは少し大げさではないだろうか──。

 MLBアナリストの友成那智氏は「まったく大げさではありません。MLBで佐藤選手の大争奪戦が始まるのは確実と見られています」と断言する。

「スポーツサイト『MLBトレードルーマーズ』はデータ分析に定評があり、人気サイトとして知られています。この『トレードルーマーズ』が9月中旬に“FAランキング”を発表しました。これによると争奪戦確実の1位はドジャースのタリック・スクーバル投手ですが、続く2位には何と佐藤輝明選手がランクインしたのです。つまり野手部門では期待度トップということになります。実は今オフのFA市場では野手の“出物”が少ないため、佐藤選手の人気が高まっているという背景もあります。大争奪戦が起きるという表現は大げさでも何でもないのです」

データによる指導の効果

 他にも佐藤輝明に対する期待が高まっている理由として、ホワイトソックスの村上宗隆がホームランを35本、ブルージェイズの岡本和真が33本放ったことも大きいという。

「これまでのMLBで日本人選手は、“投高打低”という評価が一般的でした。特にホームランバッターでは大谷選手こそ例外中の例外として扱われましたが、他の選手はあまり期待しないという傾向が強かったのです。ところが村上選手や岡本選手は、そんな先入観を覆してホームランを量産しました。その理由はMLBの各チームがデータをフル活用し、データ解析に基づいて効果的な選手指導を行えるようになったことが大きいと思います。ホワイトソックスでは安藤航氏、ブルージェイズでは加藤豪将氏がデータ解析の面から村上選手と岡本選手を支えました」(同・友成氏)

 日本人の野球ファンも以前は、MLBに挑戦する日本人選手は“投高打低”のケースが多いというイメージを抱いていた。その背景の一つには、巨人からヤンキースに移籍した松井秀喜氏の成績もあるだろう。

 松井氏は2009年のワールドシリーズでヤンキースの主力打者として出場。打率6割1分5厘、ホームラン3本、打点8点をあげてチームを優勝に導き、日本人初となるワールドシリーズのMVPに輝いた。

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