ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズが「佐藤輝明」獲得に意欲…FAランキングではスクーバルに次ぐ堂々2位! トロントなら岡本和真との「阪神・巨人砲」誕生も
“アナログ指導”に苦労した松井秀喜氏
とはいえ、巨人時代と比べると、松井氏の本塁打数が見劣りするのは否めない。MLB通算10年で打率2割8分2厘、ホームラン175本、打点760点を記録した。ホームランはシーズン平均17・5本となり、今シーズンの村上と岡本がシーズン30本を超えたのとは対照的だ。
「もし今のMLBに松井秀喜氏が挑戦すれば、打撃成績はまったく違った数字になる可能性があります。当時の松井氏はシンカーを苦手とし、引っ張って内野ゴロという打席が目立ちました。ところが当時のデータ解析は現在と比べるとレベルが低かったのです。そのため松井氏はバットの重心を変えるなど、あくまでも“アナログ”な方法で対処するしかありませんでした。今ならデータを活用して対戦ピッチャーを丸裸にして、『いつ、どんなタイミングで、どんなシンカーを投げるか』を予測できます。さらに松井氏が苦手とするシンカーの球筋を分析し、打ち返すための打撃フォームをシミュレーションすることも可能です。こうした“デジタルコーチング”の恩恵を、MLBに移籍した佐藤選手も受けると考えられます」(同・友成氏)
MLBの各チームが佐藤輝明に求める“ノルマ”はホームラン30本だという。友成氏は「ホワイトソックスの村上選手と同じくらいの打撃成績を残してほしいと考えているはずです」と言う。
ブルージェイズなら岡本との“巨阪砲”
「まず佐藤選手に強い興味を持つのはサードを補強したいチームです。これはヤンキースとレッドソックスが当てはまります。その次は『サードは埋まっているから外野を守ってもらい、ホームランを期待する』というチームです。佐藤選手は外野を守った経験もあります。この場合はエンゼルス、ブルージェイズ、フィリーズの3チームが考えられます。MLBは内野も外野も守備の要求水準が高いので、佐藤選手のスキルだと苦労するかもしれません。そのため年に数十試合はDHで起用することも考えているチームもあるでしょう」(同・友成氏)
5チームのうち、より強い意欲を示す可能性が高いのは、ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズの3チームだと友成氏は予測する。
「昨シーズンのブルージェイズはワールドシリーズに進出し、ドジャースと死闘を繰り広げたのは記憶に新しいところです。ところが今シーズンは低迷し、ア・リーグ東地区で5位に沈みました。何しろチームでホームラントップは岡本選手の33本で、ゲレーロJr選手は絶不調。わずかホームラン9本でシーズンが終わってしまったのです。ブルージェイズは岡本選手と佐藤選手で60本以上のホームランというチーム編成には興味があるでしょう」
梅野隆太郎の去就
ブルージェイズはMLBでも屈指の資金力を誇る。佐藤を獲得すべく多額の資金を投じることは充分に可能だ。
日本シリーズ進出を逃し、絶対的な主砲・サトテルが流出する藤川阪神をめぐっては、こんな話も浮上している。捕手の梅野隆太郎の去就だ。
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