ふてくされた態度の選手を、首脳陣が注意しない…「戦う集団ではない」中日で工藤新監督が「主力トレード」敢行の可能性 ソフバ時代には「ドラ1」「2000本打者」を放出の過去も
中日ドラゴンズに工藤公康新監督(63)が就任し、チーム再建に動き出した。ただ、監督を代えただけでチームがすぐに強くなるほど甘い世界ではない。低迷期が長年続き、ぬるま湯体質から脱却するためには「血の入れ替え」を敢行する可能性がある。ソフトバンクの監督時代は、主力選手がシーズンを通じてファーム暮らしとなり退団して他球団に移籍したことがあった。工藤監督の下で、チームが生まれ変わる姿をファンは渇望している。
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野球人としての心構え
今月15日に名古屋市内のホテルで就任会見を行った指揮官は、ナゴヤ球場に移動。ナインとの初対面で語りかけた内容は、「野球人としての心構え」についてだった。
「プロというのは厳しい世界で、長くやってほしいけど毎年ドラフトがあったり、いろんな選手がトレードで入ってきたりとかすると、毎年必ず皆さんも見たと思いますけど、選手が辞めていきます。辞めていった選手のことを見てください。自分には関係ないとは思わないでください。ああならないために、悔いが残らないために、自分たちのすべきことをしっかり僕はやってほしいと思っています」
「自分がアピールできるところはしっかりアピールする。日本人って奥ゆかしさみたいなとこだったり、遠慮というところがあったり、それは僕はみんなにとってはマイナスだと思ってます。決してプラスにはならないと。どんどんアピールしてください。練習をやっている姿でもいいです。一生懸命やる人は好きです。一生懸命やらない人は好きじゃないです。選手の性格とか、そういうので好き嫌いはないです。生意気でもいいです。我慢する必要もないと思っています」
一番許せないタイプ
ナインたちが真剣な表情で聞き入る。中日を取材するスポーツ紙記者は指摘する。
「今までになかった緊張感に包まれました。工藤監督の言葉が心に刺さった選手は多いでしょう。正直、今の中日はプロとして戦う集団ではない。主力の中でも、結果が出ないとふてくされた態度をあからさまに取る選手がいる。その姿を見て首脳陣は注意しない。他球団だったらあり得ない光景が、日常となっている。個々の選手たちが危機感を持たなければ、チームは変わりません」
ファンの怒りを買ったのが、9月21日にバンテリンドームで行われた最終戦セレモニーだった。下位に沈んだシーズンだったにもかかわらず、高橋周平内野手(32)、土田龍空内野手(23)がガムを噛みながら談笑し、野手主将の岡林勇希外野手(24)もガムを噛んで白い歯を見せていた。
ソフトバンクOBは語る。
「工藤さんが一番許せないタイプでしょう。ナインへの訓示で『生意気でもいい』と話していましたが、それはセレモニーの場でガムを噛むということではない。実際にソフトバンクの監督時代は試合中もガムと唾吐きを禁止していました。コーチや先輩の言うことにイエスマンにならず、負けん気の強さを見せる姿勢があってもいいということです。工藤さんが現役時代は反骨精神の塊でしたし、ダイエー(現ソフトバンク)でバッテリーを組んでいた城島健司の気の強い性格を評価していた。プレーだけでなく、立ち振る舞いを含めてプロ意識が低い選手は論外です」
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