ドラゴンズ新監督「工藤公康」が語っていた「監督は中間管理職」 組織図を書いてわかった自分の立場 コーチと合議制にしていきなり出た成果とは
中日ドラゴンズの新監督に工藤公康氏(63)が就任。15日に名古屋市内のホテルで記者会見を行い、ナゴヤ球場での秋季練習を視察するなど、新体制が本格的にスタートした。
工藤監督と言えば、西武、ダイエー、巨人、横浜、そして再び西武へ移籍して現役生活を終え、日本一に輝くこと11度。2015年から7年間ソフトバンクの監督を務め、日本一5度を達成した「優勝請負人」である。現在、中日は6年連続Bクラスで、今季も最下位に沈むなど低迷のただ中にあるが、新監督は会見で「最終的な目標は優勝すること」と述べ、グラウンドでも「みんなで強くなろうぜ!」と選手を鼓舞。ドラゴンズ復活に向け、大きな期待が集まっている。
もっとも、その工藤監督といえども、ソフトバンク監督時代の栄光は、決して簡単に成し遂げられたわけではない。黄金期を築くまでには多くの失敗と、試行錯誤の日々があったという。
「週刊新潮」では今から2年前、2024年のオフに工藤氏にインタビュー。そのチームマネジメントの実像について詳らかにしている。当時の記事を再録し、工藤氏がいかにチームを常勝軍団に導いてきたのか、その軌跡に迫ってみよう。
【前後編の前編】
(「週刊新潮」2024年12月26日号記事を一部編集の上、再録しました。文中の年齢、肩書等は当時のままです)
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ソフトバンクホークスの監督として7年で5度の日本一に導いた工藤公康氏(61)。華々しい結果の裏には、プロ野球監督を“中間管理職”として捉えたチームマネジメントがあった。部下との関係に悩む会社員にも役立つ、リーダーとしてのコミュニケーションとは。【工藤公康/元福岡ソフトバンクホークス監督】
2015年から21年までの7年間、私が監督を務めていた福岡ソフトバンクホークスは3度のリーグ優勝を果たし、クライマックスシリーズから勝ち上がった年も含めて5度の日本一を経験しました。7年間で5度の日本一ですから、一見すれば監督としては“合格点”かもしれません。ところが私自身はというと、リーダーとして「これでいいのか?」と自問自答する日々の連続でした。
〈そう胸中を打ち明けるのは、ホークス元監督の工藤公康氏だ。
11年に48歳で現役引退を表明するまで、29年に及ぶ投手生活の中で14度のリーグ優勝と11度の日本一に貢献。「優勝請負人」との異名もとった氏が古巣・ホークスの監督に就任するのは、ある種の「必然」だった。
そんな工藤氏を悩ませた「指揮官の在り方」という問題。導き出された結論は、一般社会を生きるわれわれにも大いに参考になるものかもしれない。〉
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