三浦大輔の「18」を継いだ小園健太が戦力外…名選手の背番号を背負ったドラ1たちの明暗

スポーツ 野球

  • ブックマーク

 将来のエースと期待されてドラフト1位でDeNAに入団し、通算172勝を挙げた三浦大輔の背番号18を譲り受けた小園健太が今オフ、わずか5年で戦力外通告を受けた。そして過去にも、入団早々に球界を代表する名選手の背番号を受け継ぎながら、結果的にその期待に応えられなかった男たちが存在する。【久保田龍雄/ライター】

3人が揃って

 まずは小園から紹介する。

 市立和歌山高3年春のセンバツで県岐阜商を完封するなど、最速152キロ右腕として注目され、森木大智(高知高→元阪神)、風間球打(ノースアジア大学明桜→元ソフトバンク)とともに“高校生BIG3”と並び称された。

 2021年のドラフトではDeNAと阪神が1位で競合。抽選の末、DeNA・三浦監督が当たりくじを引いた。

 そして、「将来的にチームを引っ張るエースになってほしい」との願いを込めて、自ら現役時代に着けていたエース番号「18」を託した。

 だが、プロ入り後の小園は故障などもあり、なかなか結果を出せない。

 昨年7月3日の中日戦で先発し、5回3失点で4年目のプロ初勝利を挙げたものの、その後は振るわず、通算2試合登板の1勝1敗、防御率9.39。エース番号の期待に応えられないまま、今オフ、ついに戦力外通告を受けた。

 高校時代のライバルだった森木、風間も昨オフに戦力外通告を受けており、風間は現役を引退。BIG3の3人が揃って5年以内に挫折を味わうことになった。

カメラの画面から消える

 入団早々、通算251勝の大エース・東尾修の21番を着けたのが、2009年に日南学園からドラフト1位で西武入りした中崎雄太だ(広島・中崎翔太の兄)。

 最速146キロの本格派左腕は、入団会見で新人王を目標に掲げ、「最終的には沢村賞を獲れる投手を目標にやっていきたいです」と宣言した。

 涌井秀章、岸孝之の両エースに続く逸材と期待されたが、4年間1軍出場ゼロと伸び悩み、背番号も4年目から46番に変わった。

 13年に1軍初昇格し、リリーフで7試合に登板したものの、0勝0敗、防御率9.31。16年には「カメラの画面から消える」と話題になったサイドスローへ転向し、リリーフで8試合に登板したが、0勝0敗、防御率6.00と結果を残せず、同年限りで退団した。

 その後はBCリーグ・栃木や社会人のエイジェックで20年までプレーを続け、25年にエイジェック女子硬式野球部監督に就任した。

 チームの偉大な先輩、今井雄太郎、野田浩司の21番を受け継ぎながら、4年間1軍登板なしで終わったのが、2009年に東海大三からドラフト1位でオリックス入りした甲斐拓哉だ。

次ページ:将来の先発候補が

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。