「現状では、“松井か高橋由伸”の2択」 【次期巨人監督人事】 実はライバル球団が就任をもっとも恐れる「3人目の大物OB」とは
プロ野球はCSファイナルステージの真っ最中だが、その裏で、既に今シーズンの戦いを終えた巨人の新たな監督人事が進んでいる。今年のシーズン途中に就任し、52勝42敗3分の好成績を残した橋上秀樹監督代行(60)は退任する見通しで、巨人OBの松井秀喜ヤンキースGM付特別アドバイザー(52)、高橋由伸元監督(51)が次期監督の有力候補とみられる。V奪回を目指して来季の指揮を執る監督は果たして――。
***
【写真を見る】「まさかの復帰?」 他球団が就任をもっとも恐れているという「大物OB」
監督交代は助かる
今年の巨人は激動のシーズンだった。阿部慎之助監督が都内の自宅で長女に暴行した疑いで5月25日に現行犯逮捕(後に不起訴処分)され、翌26日に球団に辞任を申し入れた。現職の監督が前代未聞の形でシーズン途中にユニフォームを脱ぐことになり、交流戦開幕から指揮を執ることになったのが、オフェンスチーフコーチから抜擢された橋上監督代行だった。
チームに動揺が走ったが、交流戦は10勝6敗2分とセ・リーグ球団の中で唯一勝ち越し。リーグ戦再開後も首位・阪神に食らいつき、シーズンの最終盤まで熾烈な優勝争いを繰り広げた。戦力で見劣りするにもかかわらず、健闘したのは橋上監督代行の手腕が大きい。コーチ陣の意見に耳を傾け、選手と積極的にコミュニケーションを取る姿がよく見られた。先発から救援に配置転換された森田駿哉がセットアッパーとして稼働し、ベテランの丸佳浩や坂本勇人を勝負所で起用して輝かせた。
他球団の首脳陣は、「橋上さんは奇をてらうことはしないけど、悪手を打たない。スキを見せたら試合の主導権を持っていかれる怖さを感じました。来年も指揮を執ると思っていたので、監督交代となれば助かります」と漏らす。
「純血主義」がネックに
巨人を取材するスポーツ紙記者は「巨人以外の球団だったら、来年は監督に昇格して続投ですよ」と指摘する。
「エースの山崎伊織が度重なる故障で1勝に終わり、ブルペンの柱である大勢も7月から長期離脱し、打線の破壊力も阪神、DeNAに見劣りするにもかかわらず、見事にチームを立て直した。阿部監督のままだったらBクラスだったかもしれない。ただ、巨人の監督は生え抜きの4番、エースが務めてきた伝統がある。現役時代に橋上監督代行は巨人でプレーしていないので、この『純血主義』がネックになってしまう」
[1/2ページ]


