「現状では、“松井か高橋由伸”の2択」 【次期巨人監督人事】 実はライバル球団が就任をもっとも恐れる「3人目の大物OB」とは

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OBも待望する松井

 では、新監督は誰になるだろうか。

 巨人OBは「松井秀喜、高橋由伸の2択でしょう」と予測する。

「松井の監督就任はファンだけでなく、OBも待望しています。『球界の盟主』と言われた時代が過去のものとなり、全国区のスター選手も少なくなってきている。松井が監督になれば、メディアの注目度が一気に高まることは間違いない。ただ、米国に拠点を置いて生活しているので監督就任は大きな決断になるでしょう」

 松井監督が実現しないとなった時は、

「高橋由伸の再登板が考えられます。前回に指揮を執った時は、選手で翌年もプレーするはずでしたが、原辰徳監督の辞任を受け、急遽現役引退して監督要請を引き受けた経緯がある。就任3年間でリーグ優勝できなかったですが、岡本和真を不動の4番に育てるなど功績もあった。バックネット裏から野球を見て多くの学びがあったと思いますし、球団が監督として再びチャンスを与える可能性があります」

一番厄介だった監督は…

 チームを何度も立て直してきた原辰徳元監督も、一部メディアで有力候補に挙げられている。計17年間指揮をとり、リーグ優勝9度、日本一3度と実績は抜きんでている。

 セ・リーグ球団のスコアラーは「巨人と対戦して一番厄介だった監督は原さんです。長丁場のペナントレースを勝つ術を知っているし、負けられない試合で思い切った勝負手を打ってくる。これがズバズバ当たるんですよね」と振り返る。

 ただ、「4度目の登板」は実現しないという見方が。

「原さんは3次政権の23年に2年連続4位に終わったが、翌年も指揮を執るつもりでした。でも、それは実現しなかった。球団側が契約延長を見送り、阿部監督が就任したからです。フロントには、いつまでも原さんに頼っていられないという思いもあるでしょう」(巨人の関係者)

誰がなってもいばらの道

 今年は橋上監督代行の手腕で優勝争いを繰り広げたが、戦力を考えるとチーム再建のフェーズに入っている。若手の浦田俊輔が頭角を現したが、クリーンアップを張れる強打者が台頭していない。今季の486得点はリーグ3位で、最下位に低迷した中日の478得点とほとんど差がない。

 別の巨人OBは「戦力だけを見れば、来年はBクラスに転落しても不思議ではない。その時にベンチワークで白星を積み重ねた橋上監督代行の凄さを実感するのでは。中日は現役時代に所属していない工藤公康監督にチーム再建を託しましたが、巨人も純血主義にこだわっている場合ではない。伝統にこだわって、チームが弱体化すれば本末転倒です」と警鐘を鳴らす。

 松井氏を現役時代から取材するライターは、「監督に就任して欲しい気持ちがある一方で、打線の核になる選手を育てるのは時間がかかる。ファンは1年目から優勝を求めるので大きな重圧がかかるでしょう。彼が悩む姿を見たくない気持ちもあります」と複雑な胸中を口にする。

 誰が監督になっても、V奪回はいばらの道になりそうだ。

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