「海外では合法だし、健康にいいんでしょ?」 日本の若者を“マリファナ漬け”にする外国人密売人の急増…アメリカ人女性2人が“乾燥大麻30キロ”密輸容疑で逮捕も

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 前編【日本の10代・20代に“大麻が蔓延”も、ヤクザが密売から手を引いた理由…「厳罰化されて割に合わない」「SNSを使えばどっからでも簡単に手に入りますからねぇ」】からの続き──。なぜ近年、日本の若者の間に大麻・マリファナが蔓延しているのだろうか。SNSの発達は重要な要因だが、もう1つ大きなものに「若者層の大麻やマリファナなどに関する法律への関心や危険性への認識は著しく低い」(厚生労働省)という指摘がある。【藤原良/作家・ノンフィクションライター】(前後編の後編)

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 実際に、とある大学生に話を聞いてみると、

「違法なのは知っていますけど、大麻もマリファナも健康にいいって言いますし、海外では合法ですよね? だから日本だと(大麻やマリファナは)軽犯罪ですよね?」

 と言う。この大学生は、法改正についてはまったく知らず、未だに法改正前の認識でしかなかった。

 それどころか、海外では合法という紛らわしい知識を持ち合わせていたことから、現在の日本では大麻やマリファナが重大犯罪であるとは夢にも思っていなかったようだ。

 SNSの使用による入手経路の拡大も確かに蔓延している原因のひとつではあるが、この大学生のように「法認識の低さ」「紛らわしい知識による軽率な判断」も大麻やマリファナの全国的な蔓延を大きく後押ししていると言えるのではないだろうか。

 そして、実際に、カナダ、ウルグアイ、マルタ共和国、ドイツ、タイなどでは、一時的であれ大麻やマリファナが合法化されてきた経緯がある。

 オランダは、たとえ法律違反であっても少量使用なら罪にはならないという非犯罪化対応となっている。これを知ると、「大麻やマリファナは大丈夫なんだな~」と思いたくもなる。また、日本では違法行為であったとしても、海外でなら大丈夫だろうと思う人もいるだろう。

外国人と大麻蔓延の関係

 しかし、日本の法律には「国外犯規定」という一文があり、海外で大麻やマリファナを購入したり譲り受けたり所持した日本人は、日本の法律で処罰されることになっている。そして、今後、この国外犯規定の分野ももっと厳格化されていく見通しだ。

 また、海外の法律状況について丁寧に確認すると、今でも大麻やマリファナは非合法であり、間違いなく犯罪であるとしている国々のほうが圧倒的に多い。

 しかし、ヨーロッパなどでは、昔からの根深い犯罪状況や移民問題や乱れた治安のせいもあって、路上でいとも簡単に違法薬物である大麻やマリファナを入手できるという現実もある。

 薬物事情に詳しいフランス人ジャーナリストによると、ヨーロッパでは、通りを歩くだけでタバコよりも安い値段でマリファナを簡単に買える、とのこと。

 こういった社会背景から、大麻について「日常的」で「当たり前」という感覚を持った外国人たちが存在し、彼らが日本に多数入国して来ている。

 その名目は、旅行者、留学生、ビジネスマン、技能実習、特定技能など多岐に渡る。

 出入国在留管理庁によると、現在の技能実習と特定技能だけでもすでに約80万人以上の国内在留者がおり、この人数は留学生の約35万人以上を大きく上回っている。

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