「粗食は寿命を縮める!」「筋力低下を測る基準は…」 寿命を延ばす「歩き方」を専門家が解説

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粗食は寿命を縮める

 最後に、日本の高齢者の特徴は痩せていることです。筋力が少なく、代謝が悪いので物を食べたらすぐ血糖値が上がる。それで血糖値が高いからいけませんというので、なおさら食べなくなる。だけど食べないと力が出ません。高齢の人がリハビリをやると、食事をあまり取っていない人は、赤血球のタンパク質(ヘモグロビン)が使われてしまうので、みんな貧血になってしまいます。そういう悪循環があります。

 医療の現場では、転倒や骨折で運ばれてくる高齢者の多くは、筋肉量の落ちた「痩せ過ぎ(低栄養傾向)」の状態にあります。「粗食は寿命を縮める」と思ってください。

 だからある程度ご飯を食べないと筋力もつきません。食事内容で意識していただきたいのがタンパク質を積極的に取ることです。1日の目安量は体重1キロあたり1グラム。体重60キロの人なら1日60グラムぐらいはタンパク質を取らないとダメです。一番のお勧めは肉を食べることです。筋トレばかりやっていても筋肉はつきませんから、きちんと食事をしましょうということなんですね。

週刊新潮 2026年9月10日号掲載

特別読物「ただ歩いているだけではダメ! 歩幅を10センチ広げて『認知症』『糖尿病』『高血圧』を予防する」より

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