食べてはいけない「六つの食品添加物」の名前を公開! がんリスクが10%以上増加…! 含まれている食品は?
【全2回(前編/後編)の前編】
最新研究で明らかになった、がんの発症率を上昇させる6種類の“問題添加物”について、内科医で医学博士の大西睦子氏が解説する。
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【写真を見る】加工肉だけじゃない! 食品添加物が含まれる「意外な食品」とは?
食品添加物を長期間摂取し続けたら人間の健康に一体どのような影響があるのか、本当に安全で悪影響はないのか、基準量以下の摂取であれば害は及ばないと言い切れるのか――。こうした一連の疑問に対する答えは、端的に言えば「よく分からない」でした、これまでであれば。
しかし今年に入って、この問いを考える際に大いに参考になる論文が発表されました。添加物の中でも、保存料とがんの関連性に焦点を当てた論文です。そしてその論文によって、複数の保存料で、摂取量が多い人はがんの発症率が高いという関連が示されたのです。
〈こう語る大西睦子氏は、米ハーバード大などで食や生活習慣と疾患の関係について長年研究を重ねてきた、「食事と健康」に関するエキスパートである。〉
添加物には国や地域によって設けられた安全基準がありますが、その基準の多くは動物や細胞の実験データを基礎としたものです。「生身の人間」が日常生活で長期間摂取した場合、どの程度がんの発症リスクを高めるかについては十分なデータがありませんでした。
そこで、フランスの研究チームは10万人以上の食生活を詳しく調べ、保存料ごとの摂取量とがん発症の関係性を追跡調査しました。その結果をまとめた論文が、今年1月、世界四大医学誌の一つであるBMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)に掲載されたのです。
ショッキングな結果が……
研究の結果、調査対象の17種類の保存料のうち、6種類でがんとの関連が認められ、摂取量の多い群でがんの発症率が統計的に有意に高くなっていたことが判明しました。
この研究には、フランスで2009年から続いている大規模なNutriNet-Santeという前向きコホート研究(疫学調査)のデータが使用されています。過去にもこのデータが使われ大きな注目を集めた研究があります。今回の論文とも大いに関連があり、同じくBMJに18年に掲載された論文です。
その論文では、超加工食品の摂取量とがんの発症の関係を調べたところ、食事全体に占める超加工食品の割合が10%増えるごとに、全がんの発症リスクが12%、乳がんが11%高くなるというショッキングな結果が発表されたのです。
〈大西氏が言及する超加工食品とは、09年にブラジル・サンパウロ大学の教授らが提唱した概念に基づく、NOVA分類という食品分類のことである。菓子パン、即席麺や冷凍ピザなど、家庭料理の材料としては一般的ではない、添加物などを使用した加工度が高い食品を指す。
超加工食品は近年多くの研究で取り上げられ、がん、心血管疾患、高血圧、糖尿病など、さまざまな病気のリスク上昇との関連が明らかになっている。
本誌(「週刊新潮」)でもこれまで、超加工食品に特徴的な添加物などが多く使用された、スーパーなどで買える身近で具体的な商品名を紹介してきた。〉
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