食べてはいけない「六つの食品添加物」の名前を公開! がんリスクが10%以上増加…! 含まれている食品は?
6種類の保存料
18年当時は、超加工食品を多く摂取する人でがんの発症率が高いことは分かっていても、「なぜ超加工食品を多く食べる人にがんが多いのか」までは明らかになっていませんでした。論文の著者らも、原因は添加物なのか、あるいは超加工食品の栄養組成なのか、はたまた加工過程で生じる物質が関係しているのか、さらに詳しく調べる必要があると指摘していました。
それから約8年。今回BMJに掲載された論文では、同じコホートのより長期のデータを用い、今度は食品に含まれる「保存料」に焦点を当てて詳しく解析しています。つまり、18年時点では「超加工食品」という大きな枠組みで健康に与える影響が示されたにとどまっていたものを、今回はさらに一歩踏み込み、「その中に含まれる個々の添加物、特に保存料はどうなのか」を調べたのです。
その結果、以下の6種類の保存料に関して、摂取量が多い群でがんの発症率が有意に高いという関連が認められました。
・ソルビン酸カリウム
・ピロ亜硫酸カリウム
・亜硝酸ナトリウム
・硝酸カリウム
・酢酸
・エリソルビン酸ナトリウム
これらはすべて日本でも食品に使用されている一般的な添加物です。
では、具体的にそれぞれどれくらいリスクが上昇したのでしょうか。
ソルビン酸カリウムでは全がんで14%、乳がんで26%。魚肉ねり製品や食肉製品などに使われる保存料です。
次に、ピロ亜硫酸カリウム。こちらは、全がんで11%、乳がんだと20%上昇しました。ワインなどの果実酒、かんぴょうに使われています。
亜硝酸ナトリウムは、前立腺がんが32%、硝酸カリウムは全がんが13%、乳がんで22%上昇。どちらも加工肉に使われることが多いです。亜硝酸ナトリウムはいくら・たらこにも使われます。硝酸カリウムに関しては、日本で使用が認められているのは、チーズ、清酒、食肉製品、鯨肉ベーコンの4品目のみです。
総酢酸塩類は全がんで15%、乳がんで25%上昇、うち酢酸単独では全がんで12%上昇しました。酢酸とその塩である酢酸ナトリウムに関しては対象食品の制限はなく、おにぎり、弁当などの日持ち向上剤として幅広く使われています。
最後に、エリソルビン酸ナトリウムですが、全がんが12%、乳がんが21%上昇しています。こちらも対象食品の制限はなく(酸化防止目的に限る)、加工肉や清涼飲料水、冷凍食品など、さまざまな商品に使用されています。
後編では、食品添加物を巡る、より詳しい研究結果などについて報じる。
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